カルチャー

☑️今週末のTO DO LIST

面白いことはすぐチェック。予定を埋めてエンジョイ!

2025年4月18日

週末をエンジョイするためのコンテンツを紹介するページ「今週末のTO DO LIST」がリスタート! ところで、2025年はもう3分の1が過ぎたらしい。まだまだ今年を充実させるべく、行きたいイベントや観たいアートにどんどん足を伸ばしたい。でもまずは、新年度の始まりで少しバタバタしていたし、『はじめの自炊帳』で食生活を整えてみようかな。


EVENT

「文京つつじまつり」に行く。

@根津神社

1969 年から続く「文京つつじまつり」が今年も開催中。根津神社のつつじ苑に入園できるのは1 年のうち、4 月の1 ヶ月間だけ! 植木市、露店、骨董市は期間中毎日行われていて、土日・祝日は舞楽や太鼓などの行事も。種類によって早咲き、中咲き、遅咲きがあり時期ごとに見どころがあるが、一番多くの花が咲く中旬頃を狙っていくのが良さそうだ。「花カメラ」で様子を伺ってみるのもいいかも。

インフォーメーション

文京つつじまつり

日時:4月1日(火)〜4月30日(水)
時間:9:30〜17:30
場所:根津神社 東京都文京区弥生1-2-2
つつじ苑入苑には寄進料※500 円がかかります。

「KIOSK by somehow」に行く。

@CANDLE CAFE & Laboratory △ll

体に優しい調味料、おやつ、ナチュラルワインなどが揃う富士見ヶ丘のグローサリーショップ『somehow』のポップアップが下北沢駅から徒歩5分のバー&ギャラリー『CANDLE CAFE & Laboratory △ll』にて開催中。「KIOSK」のイベントタイトルの通り、厳選した商品がコンビニのように並び、なんと営業時間は11:00〜翌朝5:00(!)。普段なかなか『somehow』に立ち寄れない人にとってもありがたい機会だ。仕事で帰りが遅くなった日でも、手軽に気の利いた食料品をゲットできて1日の疲れを癒してくれるはず!

インフォーメーション

KIOSK by somehow

日時: 4月1日(火)〜4月19日(土) 
時間:11:00〜翌5:00 日月祝18:00〜翌5:00
場所:CANDLE CAFE & Laboratory △ll 東京都世田谷区北沢2−37−3−2A
※マイバック持参のご協力をお願いいたします。
※現金のみ。
※ポップアップ期間中も富士見ヶ丘の『somehow』は通常営業。

「BH30 | BOUNTY HUNTER 30TH ART EXHIBITION」に行く。

@New Gallery

サザンオールスターズの新譜も話題の昨今。神保町にある「New Gallery」にて“裏原宿オールスターズ”ともいえる面々が揃ったスペシャルなイベントが開催中! 95年に原宿にオープンした「バウンティーハンター」は、海外より買い付けてきたヴィンテージTOYをメインに、オリジナルTOY、アパレルの展開をスタートし、社会現象になった原宿のストリートシーンを牽引したショップだ。本展ではそんな「バウンティーハンター」の30周年を記念し、ゆかりあるデザイナーやアーティストが一堂に会する。

POPEYE本誌連載「東京コラージュ案内」でもお馴染みの西山徹 (以下敬称略)をはじめ、高橋盾〈UNDERCOVER〉、滝沢伸介〈NEIGHBORHOOD®〉、<7STARS DESIGN>、SUKEBOSHINCHANG、カリ・デウィット、ジェームズ・ロッキン、VERDYら国内外のストリートカルチャーを代表する錚々たる顔ぶれが集結。会場では<バウンティーハンター>のコレクション展示のほか、エディションプリント、BH30アーティストTシャツなども販売。展覧会図録も用意されるとのことで、日本の90年代ストリートカルチャーの原点を辿るとともに、新たに刻まれる歴史の1ページを目撃しにいこう。

インフォーメーション

BH30 | BOUNTY HUNTER 30TH ART EXHIBITION

会場:New Gallery(東京都千代田区神田神保町1-28-1 mirio神保町 1階)
会期:2025年4月3日(木)〜5月6日(火)
時間:12:00〜20:00‬
休み:月曜(5月5日を除く)‬
入場:無料‬
監修:Supervised by TAKA+HIKARU,BOUNTY HUNTER‬


ART

「センチュリー赤尾コレクション×斯道文庫 書物ハンターの冒険:小松茂美旧蔵資料探査録Ⅰ」に行く。

@慶應義塾ミュージアムコモンズ

撮影: 村松桂(株式会社カロワークス)

撮影: 村松桂(株式会社カロワークス)

被爆体験の病床で『平家納経』と出会い、東京国立博物館を経て古筆学研究所を設立、果ては古筆学を大成した小松茂美。実は「文字を書く」営みに関わる日本の古典籍を、他に類を見ない幅広さで蒐集していたコレクターでもあった。21年に慶應義塾に寄贈されたセンチュリー赤尾コレクションには、そんな小松茂美の約15,000冊(!)におよぶ旧蔵書が含まれているのだとか。その一端を紹介する本展では、珍しいもの、ありふれたもの、著名人がかつて持っていたもの、どこにもタイトルのないもの、何だかよくわからない不思議なものetc、バリエーションに富んだ書物と出合うことができる。これだけのユニークな蔵書をコレクションした小松博士の情熱と興奮、未知なる本の世界の楽しさを味わいに行ってみよう! 三田というアクセスにも優れた立地だからこそぜひ訪れたい。

インフォーメーション

センチュリー赤尾コレクション×斯道文庫 書物ハンターの冒険:小松茂美旧蔵資料探査録Ⅰ

会場:慶應義塾ミュージアム・コモンズ(三田キャンパス東別館)
会期:2025年3月17日(月)~ 5月16日(金)
時間:11:00〜18:00
休み:土、日、祝日
特別開館:4月19日(土)
臨時休館:4月14日(月)、4月26日(土)〜 5月6日(火)
料金:無料

「Idyllic Moment」に行く。

@ザ・ノースフェイス・スタンダード京都

POPEYE Webのミニコラム連載『タウントーク』にも登場してくれた、写真家・渋⾕ゆりさんが2024年に出版した2冊のフォトzine「For a Moment」、「Ten Years After」。前者は約10年間クライマーの聖地であるヨセミテ渓谷に足繁く通い続け、自身もクライミングをすることで見えてきた美しく力強い花崗岩のテクスチャを、後者はそうして育んだコミュニティの内側からしか見えてこない岩と共に生きるローカルクライマーの豊かな表情を写す貴重な内容だ。この春、そんな2冊をまとめた展覧会が『ザ・ノースフェイス・スタンダード京都』からスタート。本展「Idyllic Moment」は、直訳すれば「長閑な瞬間」。本来は相反する意味を持つ言葉ではあるけれど、のんびりと穏やかに過ぎる時間こそ刹那的であることを示しているのだとか。観光では決してわからない、長い時間を重ねなければ表れない“ヨセミテ”を見たい。

インフォーメーション

Idyllic Moment

会場:ザ・ノースフェイス・スタンダード京都 (京都府京都市中京区坂井町450)
会期:4月12日(土)〜5月11日(日)
※4月16日(水)のみ休館
時間:12:00〜19:00
※土日祝は11:00から。
料金:無料


BOOK

土井光著『はじめの自炊帳』が発売!

photo: Kazuharu Igarashi

料理家・土井光著『はじめの自炊帳』は、POPEYE Webの連載「どのみち毎日食べるから。」がきっかけで生まれた自炊の入門書。
祖父(土井勝)も、父(土井善晴)も料理研究家というちょっと珍しい家庭で生まれた土井光さんが教えてくれる自炊は、誰かのために作るおもてなし料理とも、プロの味を再現する一皿とも違う、自分のための料理です。例えば、基本的なお米の炊き方/1杯分の味噌汁の作り方/そうめんの茹で方・洗い方/弱火でパラパラに仕上がる炒飯/トマトだけで作るスパゲッティ/野菜のフライパン蒸し/肉、卵、玉ねぎで作るミニマルハンバーグなどなど。
この先の人生で週に1度食べても飽きないようなベーシックな料理を学べる一冊になっています。¥1,760/マガジンハウス

『翻訳者の全技術』を読む。

ウィリアム・バロウズという変人小説家の翻訳者としてキャリアをスタートさせた人が、なぜ開発援助コンサルタントというめちゃくちゃ真っ当な本職を持っているのか。ずっと謎だったが、翻訳の技術論というよりは、著者の自伝に近い本書を読んでようやくわかった。キーワードは専門家ではなく、知的好奇心旺盛なジェネラリストであること。こんな生き方があったのか! 星海社/¥1,430


PICK UP

週末におすすめな記事3選。

あの“所作”を早くやりたくて。

あらためて遊歩大全 Vol.1/用具を保護するバックパック。

発売記念!「Black Country, New Road」が教えてくれた春に聴きたい60曲。【前編】

P.S.
引っ越しの荷解きがそろそろ終わってきた。食生活をもっと充実させるべく、『camori』にダイニングテーブルを見に行こうかな。