カルチャー
PARAKEET CINEMA CLASS Vol.16/『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』(監督:レオス・カラックス)
「レオス・カラックス監督に覚悟はあるのか?」
2025年3月24日
jingle: Kensuke Ide
cover design: Katsuyoshi Mawatari
text: Ryoma Uchida
edit: Keisuke Kagiwada
“真の映画批評に触れられるこの世でただ1つ”のポッドキャスト番組
「PARAKEET CINEMA CLASS」。
お待たせしました! 映画批評家の廣瀬純さんとライターの鍵和田啓介さんが、公開中の映画をネタバレ上等で語り明かすポッドキャスト「PARAKEET CINEMA CLASS」の最新回をお届けします。今回取り上げるのは、『アネット』『ポンヌフの恋人』を手がけたレオス・カラックス監督新作、『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』。まずは予告編をチェック!
カラックス監督に白紙委任するも「予算が膨らみすぎ実現不能」となったパリ・ポンピドゥーセンターの展覧会。その展覧会の代わりとして作られたのが『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』だ。ホームビデオから映画、音楽、写真とさまざまなジャンル、フォーマットの映像をコラージュしながら、自身の半生から映画そのものを追求する、謎めいた一作。カラックス監督が初めて自ら編集まで手がけたことも話題の本作に込められたメッセージとは。日本では「横浜フランス映画祭2025」にて先行上映され、4月26日からユーロスペース他全国ロードショーを予定している。
「“コラージュの繋ぎの論理”のような部分に面白さがあった」と廣瀬さん。赤や緑などの色や登場するモチーフ、映像の繋がりに着目しながら、カラックス監督の現在地を紐解きます。ぜひこれまでのカラックス作品を思い出しながら劇場へ足を運んでみてください。ちなみに、ポッドキャストの動画版もYouTubeにて近日アップ予定です。ぜひ登録&チェックを〜。
※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を
Host:
廣瀬純/1971年、東京都生まれ。哲学・映画批評。龍谷大学教員。映画関係の著書に『シネマの大義』『シネキャピタル』『監督のクセから読み解く名作映画解剖図鑑』など。
鍵和田啓介/1988年、東京都生まれ。ライター、編集者。著書に『みんなの映画100選』など。
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