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春から連れ添う〈イル ビゾンテ〉。

IL BISONTE

illustration: Mami Sato
photo: Shusaku Yoshikawa
styling: Junichi Nishimata
grooming: Risa Fukushima
edit: Minori Kitamura

2025年3月3日

「日々の苦楽をともにしてくれる者があればこそ、この世の旅は安らかに進む。かかるこの世の伴侶が、私の云う工藝である」とは柳宗悦の『工藝の道』に書かれていた言葉。

バックパック¥121,000(イル ビゾンテ☎︎03・6439・1646)

 この春デザイン事務所に入った彼は、新しい相棒として〈イル ビゾンテ〉を選んだ。それは今年で55周年を迎え、創業当時のアーカイブを復刻したデザイン。小さな工房から始まったときのワニー・ディ・フィリッポによる、〈イル ビゾンテ〉らしいヌメ革、ヤケヌメが素焼きの焼き物みたいな色で、シンプルかつクラシックだ。

 冒頭の一文を書いた民藝運動の父、柳宗悦は、モノは使ってこそ美しさを増すとも言っていた。そして〈イル ビゾンテ〉の生みの親、ワニーは「雨が降ればどちらも濡れ、晴れればどちらも日にあたり、あなたが日焼けすれば、バッグも日に焼けます。あなたのイル ビゾンテはあなたの一部になるのです」という言葉を残している。

 手ずれしたり馴染んで柔らかくなったり、使い込むほどに活き活きとするヌメ革の〈イル ビゾンテ〉は、まさに工藝品みたいなバッグ。ともに新生活を始めるには最もふさわしい相棒ということだ。

コットンと牛革を組み合わせたバックパックは、フラップ下に隠れたボタンで開け閉め可能。いつ何時もあたふたしないスマートな使い心地だ。

クロスボディバッグ¥88,000 イル ビゾンテ☎︎03・6439・1646

〈イル ビゾンテ〉のモノづくりは、熟練の職人によるハンドメイド。55年という長い歴史が裏打ちする確かな技の継承があるからこそ、名作が再び甦ることができたのだろうな。

 尾錠で調整可能なストラップは必要最低限の金具だけが装飾されているから、フーディーにラフに肩掛けしても素敵な雰囲気。控えめで小ぶりなサイズなのに財布や文庫本を入れるのにちょうどいいマチがあるからとことんシティ派だ。

両外側は2つボタン、中央はジップで3つのコンパートメントに分かれたアコーディオンのような形のクロスボディバッグ。旅行のときにも活躍しそう。2つボタンのクロスボディバッグ¥92,400、後ろにかかったクロスボディバッグ¥88,000(ともにイル ビゾンテ☎︎03・6439・1646)

小物にも用の美あり。キャッシュレスな世の中とはいえ、近所にあるお気に入りの定食屋は現金のみだし、経費の立て替えが多くなる社会人にとって財布は便利であればあるだけいい。すでに紹介したアコーディオン型のクロスボディバッグと同じ仕様の財布(左上)は領収書の管理に長けていそう。コの字のジップに囲われたキーケース(右上)は、バッグの中で鍵が暴れて知らぬ間にものを傷をつける心配もない。左上から時計回りに、ウォレット¥30,800、キーケース¥26,400、コインパース¥13,200(すべてイル ビゾンテ☎︎03・6439・1646)

ストラップはハンドル部分をスライドできる作り。急いでバックパックを肩掛けしたとしても、だらしなくならない。

 数年後、彼も、〈イル ビゾンテ〉のバッグもいい味が出てるはずだ。

インフォメーション

春から連れ添う〈イル ビゾンテ〉。

IL BISONTE

イタリア・ヴェネト州生まれのワニー・ディ・フィリッポのモノづくりは友人にブレスレットやベルトを作って贈るところから始まり、1970年に創業。’80年代に入ってパリやミラノに路面店を構えるようになり、日本第1号店は1999年にオープンした京都店。アジアにも拠点を広げながらも、トスカーナ地方の中心部に根付くメイドインイタリーの職人技はずっと変わらない。
今回のシリーズの復刻は2度目で、2017年秋冬を機に復刻した際人気を集めた。いつの時代も愛される永遠のスタンダードである。

イル ビゾンテ☎︎03・6439・1646

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