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いいじゃん、〈ジェームス・グロース〉のロンジャン。

2025年2月18日

photo: Hiroshi Nakamura
edit: Shun Koda

プロフィール

大塚蓮太さん

原宿の古着屋『カウンター』のスタッフとして働きながら、バイヤーを目指して勉強する日々。ミリタリーやアウトドアウェアなど、ワードローブの中心はアメリカ古着が中心。しかし、スタイリッシュなロンジャンには興味津々なんだとか。

1876年に創業した英国の老舗レザーウェアブランド〈James Grose〉が、シーズンに1度行っている「THE試着会」。数種類のモデルをはじめ、3種類のレザーやサイズなどを着比べられるイベントで、原宿の古着屋『カウンター』で働く大塚さんが体験。古着だとなかなか見つからないマイサイズを、じっくり納得できるまで着比べてみよう!

James Grose

本日はよろしくお願いします。大塚さんはレザージャケットをよく着ますか?

大塚蓮太

はい、好きでよく着ます。でも僕が持っているものはアメリカ古着のレザージャケットでかっこいいんですけど、ずっしりとしているので少し疲れるんですよね。なので、ロンジャンは気になってました。

James Grose

それはいいタイミングでした。早速試着してみてください。

大塚蓮太

種類がめちゃくちゃ多いので、悩んじゃいますね。まずは一番気になった襟付きのシングルライダースを着てみます。

James Grose

これは「CARLTON(カールトン)」というモデルで、’50〜’60年代のイギリスの若者の間で流行したスポーツジャケットのデザインがモチーフになっています。

大塚蓮太

そうなんですね。すごく軽くて着やすいです。何のレザーですか?

James Grose

今着用しているのが、シープレザーです。〈James Grose〉のジャケットは、カウ、ホース、シープの3種類があって、その中で一番ソフトなのがシープレザーになります。〈James Grose〉の代名詞といえば、シープレザーなんです。

大塚蓮太

そうなんですね。レザーも柔らかいですし、程よくゆとりがあるので、腕も動かしやすい。これだけ動きやすかったら、仕事中でも着られますね。

James Grose

このカールトンは、リラックスしたサイズ感が特長で、裾に向かって広がるAラインのシルエットになっているんです。

大塚蓮太

シルエットもめちゃくちゃ綺麗ですね、薄手のニットの上からでも余裕で着られました。ダブルジップやサイドのアジャスターでシルエットを変えられるのも個人的に好きですね。フーディーと合わせてみてもいいですか?

James Grose

もちろんです。

大塚蓮太

この感じいいですね。レザーだけど、そこまでがっちりしすぎず、コーチジャケットくらいの感覚で着られるのが嬉しいですね。アメリカのレザージャケットよりロンジャンのほうが着丈が長いのはどうしてなんですか?

James Grose

アメリカのレザーは、ハーレーなど、まっすぐな姿勢で乗るバイクのために設計されていて、イギリスはレーサータイプのバイクが多いので前かがみの姿勢になることが多いんです。そのため、着丈が長めなんです。

大塚蓮太

そういう違いがあるんですね。

James Grose

そうなんです、カールトンというモデル名も1922年〜’40年にイギリスで製造されていたバイクに由来して名付けられています。

大塚蓮太

へぇー、面白いですね。前に乗っていたバイクがクラブマンだったので、久しぶりに乗りたくなってきました(笑)。手入れはどうしたらいいんですか?

James Grose

基本的にはシーズンオフのタイミングにブラッシングするだけで問題ないのですが、注意しなければならないのがポケット周り。玉縁になっているので、ここにホコリが溜まりやすくて、それがカビの原因になります。ですので、こういった部分を入念にブラッシングしてもらえれば大丈夫だと思います。

大塚蓮太

なるほど。

James Grose

他に気になるアイテムはありますか?

大塚蓮太

次はダブルライダースを着てみたいですね。これまで自分には似合わないと思ってたんですけど〈James Grose〉だと意外としっくりきそう。

James Grose

似合いますね!こちらは「NEW MANILA(ニューマニラ)」というモデルです。

大塚蓮太

やっぱりいいですね。これも柔らかくて着やすい。何の革ですか?

James Grose

こちらはホースレザーになります。これまでシープレザーが一番人気だったんですが、最近ホースレザーも人気になってきています。ホースレザーというと硬いイメージがあると思うんですが、〈James Grose〉のは柔らかいんです。

大塚蓮太

ホースレザーは地面に置くと立つようなイメージがあります(笑)。

James Grose

ですよね(笑)。それは顔料でガチガチにしているからなんです。ですが、〈James Grose〉のホースレザーはコンビネーションの鞣しで素上げのような滑らかさがあるんです。最初から長年着ていたような柔らかさを感じると思います。

大塚蓮太

確かにそのくらい柔らかくて、ジップを閉めても窮屈感がないですね。ホースレザーの印象が変わりました。あとこの光沢感もいい! ここからエイジングしていくとどうなるんですか?

James Grose

肘の部分にシワが入ってきます。

大塚蓮太

レザーの種類によっても見た目は変わってきそうですね。

James Grose

そうですね、特にシープはドレープ感があります。逆にカウレザーだと輪郭がはっきりと出て、ホースレザーはそのちょうど中間といった感じです。

大塚蓮太

レザーによって経年変化の表情も変わってくるんですか?

James Grose

変わってきます。シープレザーは元々の革質がキメ細かいので、経年変化がわかりづらいのですが、ホースレザーはシボが多い分、味が出やすいかなと思います。

大塚蓮太

どちらも柔らかいですが、こうやって着比べてみると違いがはっきりとわかりますね。ホースのほうがタフな感じがしました。上のボタンってどう留めたらいいんですか?

James Grose

ボタンダウンシャツのように留めると、スマートな雰囲気になります。

大塚蓮太

おー! また印象が変わりますね。こっちもいい。

James Grose

上まで留めて着てもかっこいいのがロンジャンの特長ですね。

大塚蓮太

タイトなフォルムになりますが、ハードさはないですね。オリジナルと現代のものでデザインは変わっているんですか?

James Grose

このニューマニラというダブルのモデルは、マニラというモデルをベースにして、それと比べるとタウンユース向けにベルトと袖丈が少し短くなってモディファイされています。

大塚蓮太

今の生活に合うようアップデートしているんですね。

大塚蓮太

個人的にはフロントのアルミジップや裏地のワインレッド、ボールチェーンなんかも“THE ロンジャン”といった雰囲気があって好きです。

James Grose

ウエストバックルも背面に備えているので、正面から見るとすっきりとした印象になります。

大塚蓮太

確かに。細かい部分までデザインされてるんですね。

James Grose

服選びで外せないポイントはありますか?

大塚蓮太

デザインもそうですが、サイズ感は大事にしてますね。中にフーディーを着られるくらいのゆとりがあってほしいんですけど、これはそのくらいゆとりがありますね。でも大きすぎない。

James Grose

サイズ42でちょうどよさそうですね。

大塚蓮太

ですね。フーディーも持ってきておいてよかった(笑)。

James Grose

実際の試着会でもインナーを2種類持ってきて着替えられる方もいらっしゃいますよ。

大塚蓮太

最初はシングルかなと思ってたんですが、ダブルを着てみたら、案外ありかもって思えてきてすごく悩みますね。試着してみると新しい発見もたくさんありました。

James Grose

着心地はいかがでしたか?

大塚蓮太

想像以上に軽かったです。あと古着だとなかなかマイサイズって見つけられないですけど、こうした試着会で着比べられるとレザーの種類やサイズ違いを試せるので楽しいですね。

James Grose

そう言っていただけてよかったです。

大塚蓮太

キルトがない分、フォルムもすっきりしていましたね。でもしっかり防風性があるので、春に着たい。最近、バイクに乗れてなかったんですけど、また乗りたくなってきました。それとクラシックなデザインをベースにしているので、古着と相性がいいのも最高ですね。今日はワイドパンツと合わせましたが、次は細身のスラックスと合わせてみたいです。

’50〜’60年代のイギリスの若者たちの間で流行したセンタージップタイプの一着。他のモデルと比べ、ゆとりをもたせたパターンメイキングのため、リラックスしたムードで着用できる。カールトン(シープ)¥231,000(税込)(グリニッジ ショールーム☎03•5774•1662)

〈James Grose〉を代表するモデルの一つ。アーカイブのディテールを踏襲しつつ、現代の生活スタイルに合わせてアップデート。長めの着丈やタイトなシルエットなど、“ロンジャン”と呼ばれるイギリスの伝統を感じさせるライダースジャケット。ニューマニラ (ホース)¥253,000(税込)(グリニッジ ショールーム)

インフォメーション

THE 試着会

グリニッジ ショールーム☎︎03•5774•1662
オンラインストアはこちら。
https://greenwich-showroom.com/collections/jamesgrose

自分がライダースを着こなせるかどうか、実際に着て試してみたい!と思ったら「THE 試着会Part.2」に出かけてみよう。東京と大阪の2会場で開催されるよ。

【東京】
2月22日(土)、3月1日(土)
10:00〜18:00(CLOSE)
Greenwich Showroom|東京都港区南青山5-11-9 内田ビル1F

【大阪】
3月8(土)
10:00〜18:00(CLOSE)
BPオーガニックスペース南船場 2F-202 | 大阪府大阪市中央区南船場4-7-21 オーガニックビル

【予約方法】
氏名、希望日、来場時間、来場人数を〈James Grose〉のインスタグラム(@jamesgrose1876)にDMか、こちらのメールアドレス(info@greenwich-showroom.com)にご連絡を。