TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#3】魚の帽子の話

執筆:小川尚寛

2025年1月25日

ロサンゼルス.エンゼルスのcap  アメリカの通販で買ったcap

福生にあるchachacha books の2人

数年前に吉祥寺の古着屋さんで見かけ、一目惚れした魚の帽子。そのお店では非売品だった為、購入することができなかった。
店員さんに話を聞いたのですが、詳細は不明とのこと。とりあえずネットで探してみると海外のサイトにはちらほらと販売していた。
早速購入。
それから、私のお気に入りの帽子です。
未だにこの帽子の詳細がわかりません。
海外の販売している方に聞いてもわからず、もしかしたら昔、アメリカのお土産屋さんで売っていたものではないかと、、。
あまりにも情報がなく、帽子自体にも記載がない。
確かに少し古い物らしく90年代とのこと。
魚のチープな感じとベースボールキャップの相性がとてもいい。
現行ではロサンゼルス.エンゼルスの公式で似たようなキャップは販売している。
これはこれで可愛らしい。

この帽子に惹かれてから、ずっと情報を探している。
ネットは広大だ。
でも最近こんな記事を見つけた。

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Man, 79, Goes Viral After Unexpected Meeting with Stranger Sparks Twist to His Fish Hat Business (Exclusive)
79歳の男性が見知らぬ人との予期せぬ出会いで魚の帽子ビジネスにひねりが加わり話題に(独占)
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最近、TikTokがきっかけで話題になっているらしい。
その記事にはロバート・カパスさんと双子の兄弟ビルさんが魚の帽子をかぶってインタビューに応じている。
内容を読んでみると。
40年前に4歳の娘から似たような帽子をもらったものらしく、彼はその帽子を毎日かぶり、みんなからフィッシュハットビルと呼ばれていたそうです。
その後、兄と10年かけて帽子のデザインをしてFISHAT LLC を設立し近年販売されたそうです。
最高にユーモアで、愛らしい帽子を作ったのはビルの娘さんだったのです。

現在はTikTokやInstagramにて「Fish. Hat. Bob」の名前で投稿されています。
フィッシュ ハットは、単なるビジネスとしてではなく、喜びを広め人々とつながるそんな情熱が注がれているcapなのです。
私も新しくcapを買おうと思う。ここで注文できるそうです。
https://www.bestfishhat.com/

協力:
chachacha books in福生

Instagram
https://www.instagram.com/chachachabooks/

プロフィール

小川尚寛

おがわ・なおひろ|O型 牡牛座。青山スタジオ勤務。その後上田義彦に師事し、2019年写真家として独立。福生にある米軍ハウスに住みながら人々の生活を中心としたポートレイトを撮影、作品を制作。 2023年写真集「Patrick」を出版。アメリカのサバービアの観光を収めた写真。

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