カルチャー
8月はこんな本を読もうかな。
ハンパない暑さを忘れるために読みたいハンパない4冊。
2023年8月1日
text: Keisuke Kagiwada
『ミセス・マーチの果てしない猜疑心』
ヴァージニア・フェイト(著) 青木千鶴(訳)

人気作家の妻が、夫に関するとあるゴシップを耳にしたことから、疑心暗鬼の歯止めが効かなくなり、ついには夫が殺人犯だと思い込む、ゾワゾワ系ミステリ。どうやらエリザベス・モス主演での映画化も決定しているそう。確かに、本書にもどこかモス主演の『透明人間』っぽさがあるなぁ。¥1,782/早川書房
『滅ぼす 上』
ミシェル・ウエルベック(著) 野崎歓、齋藤可津子、木内尭(訳)

書くものすべてが物議を醸す作家、ウェルベックの新作は上下巻の超大作。テロが横行する2027年のフランス大統領選挙で、ときの経済大臣と秘書官がテレビタレントを擁立するが……という極めて今っぽいテーマを扱いながら、最後には愛の物語へと至るってどういうこと!? ウェルベック、恐るべし。¥2,420/河出書房新社
『中島貞夫監督 映画人生60年を語る』
中島貞夫、大森俊次(著)

今年6月、88歳で亡くなった任侠映画のマエストロ、中島貞夫監督が数十年に及ぶ映画人生を振り返る生前最後のインタビュー集。現在とはすべてにおいて異なる日本映画の黄金期が垣間見えるという意味でもかなり貴重。読後はもちろん、監督の作品を観たくなる。とりあえず『日本暗殺秘録』かな。¥2,200/かもがわ出版
『ハリウッドの悪魔』
ジョッシュ・ワイス(著) 北野寿美枝(訳)

1950年代、ハリウッドは共和党の上院議員ジョセフ・マッカーシー主導の下、共産主義者の映画人を取り締まる”赤狩り”が猛威を振るっていた。そんなマッカーシーがもし同時代に大統領だったら? という歴史の“if”を描いたノワール小説。『プロット・アゲインスト・アメリカ もしもアメリカが…』と併せて、「もしあの人が大統領だったら」シリーズとして夏の課題図書にしたい。¥3,520/早川書房
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