ファッション

古着のABC。- Vol.2 –

[A] All Time Classics? No, Now Time Classics!/今欲しい古着の11カテゴリー。

2021年4月26日

illustration: Yua
photo: Kazuki Iwabuchi
styling & text: Shunsaku
design: Aiko Koike
edit: Yu Kokubu

こんにちは
前回文章を書かせて頂いたスタイリストのシュンサクです

今回も僕が担当します!
本連載で初めて洋服を紹介する出だしということで、まずは「今欲しい古着」をテーマに、”永遠のクラシック”(つねに欲しい古着と、”今のクラシック”(今こそちょうどいい古着
)をミックスしながら、最近お店で見かけて欲しくなったものをのカテゴリー」に分けて紹介したいと思います。

クローゼットを眺めているような気分で、ゴロゴロしながら気楽に読んで頂けたら嬉しいです。じゃあ、

まずは今一番欲しいから!

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休日はスタンダードなデニムを選びがち。これがやっぱり落ち着くのだが、代わり映えのない着こなしの連続に気分が乗らない時もあって、そんな時の僕の処方箋は最近もっぱらパキッとした色味は気合がいるので、今春は少しくすんだカラーにトライしている。’年代のリーバイスの後染めのデニムは、いい塩梅に色落ちしているモノが多くておすすめ。探してる時に限ってなかなか見つからないのも”古着あるあるけど、お気に入りのカラーデニムを手に入れると着こなしの幅がぐんっとアップするよ


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ラコステはいつの時代も僕らの定番だ。特に古着界では、””と呼ばれるフランスメイドのラコステを再プッシュするお店が増えてきている。上品で、アメリカ製のものと比べるとシルエットや配色に気を利かせたモノが多く毎回試着するたびに感動させられる。古着の再生プロジェクトも始めたみたいだし、今古着とラコステはけっこう密接なの。定番のポロを一通り集めたらブルゾンやスクールニットに挑戦してみよう!


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古着の定番ブランドってなに?と聞かれたら”ストア系”が浮かぶ。当時のデパートが作ったプライベートブランドのことで、例えば<J.C.PENNY>や<SEARS>や<TOWN CRAFT>など。無数に存在するストア系ブランドの中でも僕が今気になるのはチェックの配色が抜群にいい”BRENTのシャツ”。renのタグを追いかけてお店を巡ってみると、チェック柄以外にも面白いアイテムを結構見かけた。春らしくストライプシャツもいいよね

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イージーパンツって、いざ履いてみると予想以上にインパクトがあって難易度が高い。特に総柄は…。でも、オールドのサーフ&スケートのイージーパンツをど〜しても履きたくなって色々試した結果、トップスに仕立てのいいをシンプルに合わせてみたら意外と着こなせた!ポロシャツにも合うはず。ちなみに<Stussy>の黒タグ時代のものは「ビーチパンツ」って呼ぶらしいぞ。どおりで、爽やか。海岸を歩きたくなってきた。

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通りすがりのオジさんが被ってる西武ライオンズのキャップがカッコよく見える時がある。あれは本当に好きなチームだからなんじゃないかと考察する。僕の好きなチームはアーセナル。調べるとロンドンにコレクターが何人かいて、オンラインショップで買えることがわかった。みんなも好きなチームのキャップを見つけて毎日被ってみてほしい。あがるから。フリマアプリを日々ディグっているとたまに安値で出てくるよ。


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フーディを制すものは古着を制すといっても過言ではなさそうな奥深いアイテムだが、今春はジップ派に一票入れさせてもらいたい。でも、薄手<Healthknit>にするか、肉厚の<BIG YANK>にするかは迷いどころ。ジップフーディを古着で選びたくなる理由はジップ周りに発生するあの愛おしいくねくね感とよじれ。今年のフーディは断然ZIP。開けっ放しでじゃんじゃん羽織ろう。


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大好きな古着店『demo_ore』のラックに、少し前から掛かっている”ちょっと昔のドルチェ&ガッパーナ”がみょうに気になっている。〜’年代頃のを比較的多く置いていた。信頼している店主の”推し”ならそのまま鵜呑みにしたって問題ないはず。君にもそういうお店はあるかい

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永遠のクラシックだけじゃ物足りない、古着こそ”今”の気分が大切だ!という心意気で「」をこのテーマにしたのだが、カモフラージュも例外ではなく、”今”を大切にちょっと別角度で攻めたい。というのも、最近まで古着店が古着に手を加えたアイテムになんとなく手を出せずにいたのだが、渋谷の『DESPERATE LIVING』がリメイクしたウッドランドカモのパンツに出合い、その考えはすぐに吹っ飛んだ。これほんとに最高。今年はちょっと変化球のカモでいく!


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ダウンベストは、Tシャツ、、パーカー、ニット、スーツの上から羽織ってもOKだし真夏以外はだいたいいける、レイヤード界のユーティリティプレイヤーである。というか、レイヤードしないで着たら大変なことになる。<L.L.Bean>や<EMS>や<Patagonia>などのアウトドアブランドはもちろん、一部の古着市場では<C.E>など近年の日本ブランドもすっかり”いい古着”として価値づけされているのでこの辺りをディグるのも面白いかも。それがベストってのがまたいいじゃん。

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たまにまじで誰やねんってツッコミたくなる顔面フォトプリントの洋服を着ている人がいるけど、あれは本当に誰なんでしょうか。自分で作った記念の枚なのか、マニアックなアーティストなのか、それを想像するのも結構楽しいけど、いちいち考えてたら疲れるのでやめとこう。まずは王道のシャツからトライ!


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夏は白ティーにショーツ、足元はこれでしょ。サンダルは本気で勝負!

以上、僕が今欲しい「古着の11カテゴリー」でした。
次回はいよいよ「B」!

special thanks: Rei Yoshimi, Seiji Sugita, Shikie Murakami, Taiga Yamaura, Tsubasa Abe, Waku Fukui, Yu Shimada, Yuuki Tanaka, Yuuki Tsukiyama