ファッションのカタログにもいろいろあるもんだ。
紙の雑誌を作っている全国の編集者へ届け〜。
2022.12.20(Tue)
photo & text: POPEYE

POPEYE編集長の町田です。紙モノに対しての愛は普通の編集者より強い方だと自負しております。それでも一読してポイするカタログも多い中、思わず受け取ったときに「……ななな、何じゃこれ?」とそのまま本棚に差し込んだものがありました。〈マディソンブルー〉のカタログです。ここ数シーズンかなりぶっ飛んでいて奥付を見て納得しました。我らが先輩『GINZA』の元編集長、中島敏子さんが編集していたのでした。(1〜3号目は)そもそもファッションブランドのカタログなのに読み物やコラージュ中心。おーい、洋服がちゃんと写ってないぞー。

中島敏子 「(マディソンブルーの)デザイナーの中山まりこさんがとても紙の雑誌が好きな人だったんで、この作りをむしろ喜んでくれました。この2年間、自分の編集スキルを無駄にぶち込んだ集大成です。代官山蔦屋書店で展示、販売しているのでぜひPOPEYE読者、日本の全雑誌編集者にも見てもらいたいです」(←おおげさ)

そしてなんとー、この期に及んで代官山 蔦屋書店でのイベント用に20種類のZINE小冊子(これとは別にスペシャルインタビュー2冊、スペシャルエディション2冊もあるそうです)を作って、しかもテイクフリーで持ち帰れるとのこと。相変わらず編集を楽しんでるなあ。代官山にお寄りの際はぜひ中島さんの編集闘魂がこもったZINEを持ち帰ってください〜。クリスマスまでだから、急いでー。