カルチャー

☑️今週末のTO DO LIST

面白いことはすぐチェック。予定を埋めてエンジョイ!

2022年8月20日

text: Ryoma Uchida, Keisuke Kagiwada(movie&book)

夏の甲子園が劇的な展開を迎えている中、今日からは第25回俳句甲子園も開幕。今週もオススメのコンテンツがたくさんあるので、一句詠みつつ風流な週末を過ごしてみては!


☑MOVIE

『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』
イルディコー・エニェディ(監)を観る。

(C)2021 Inforg M&M Film Komplizen Film Palosanto Films Pyramide Productions RAI Cinema ARTE France Cinéma WDR/Arte

1920年代のヨーロッパを舞台に、「次にカフェに入ってきた女性と結婚する」と決心をした船乗りが、実行に移したらなんと結婚できてしまった……という斜め上をいく展開から物語は動き始める。しかしその後、船乗りは小悪魔的に立ち居振る舞う妻リジーに翻弄され続けるしかない。リジーはレア・セドゥが演じているのだが、「現代においてこういうキャラを説得的に演じられるのは彼女くらいなんじゃないか?」ってくらい禍々しい存在感。本当にすさまじい役者だ。8月12日より公開。


☑FOOD

冷やし中華、始めてる?
Hiyashi-Chuka for City Boys

photo: Kazuharu Igarashi, Megumi Uchiyama, Kunihiro Fukumori
text: Yuichi Samejima, Ryoko Iino, Toyofumi Makino
edit: Asuka Ochi
2015年8月 820号初出

銀座/羽衣 銀座本店の河南涼麺

ゴマだれに見えるがベースの味はなく、醤油、レモン、お酢などさまざまな調味料を混ぜコクを出している。
同じ具で炸醤麺も。河南涼麺¥1,100、大盛り+¥200※ともに税抜き

 もともとラーメンと餃子の専門店だった『羽衣』。35年前に渋谷から移転、そのときに銀座らしい中華料理店を目指して再出発した。洋中交ざり合うインテリア、優雅なクラシック・ミュージック。冷やし中華だって、お上品に別盛りだ! 食べ方はフリースタイルで。最初にドバッと具をのせてもいいし、あえて別々につまみながらもあり。冷やし中華には珍しい揚げたてのエビフライと冷え冷えのスープもなかなかに好相性。最後は具の土台になっている春雨をスープにくぐらせる。酸っぱすぎず甘すぎない、複雑なスープの味を最後まで飲んで楽しめるのも銀座スタイルか。

インフォメーション

羽衣 銀座本店

○東京都中央区銀座7-12-14 大栄会館B1 
☎03・3542・8560 11:00~15:00・17:00〜22:00 日・祝休

新井薬師/五香菜館の冷し中華

スープは豚と昆布からとったもの。ご主人いわくグルコサミンがたっぷりで「夏バテの特効薬」。
冷し中華 ¥1,050、手打ち ¥1,190

 新井薬師近くの住宅街にある、創業48年目の『五香菜館』。ダイナミックすぎる手書きメニューに、古いテレビから流れるお昼のニュース。近所の常連客の話し声も合わさって、いつも賑やか。ご主人のモットーは客を楽しくもてなすこと。それだから、週に3日しかない営業日をめがけて、多くの常連客が会いに来る。気さくな中華屋だけど、味も確かなのは、ご主人がホテルの高級中華料理店出身だから。冷やし中華に使用するのは手打ち麺。具はゆで卵と甘い錦糸卵の、卵がなぜか2種類。レンコンなんてものも合わせて10種類。客の笑顔のために、年々具が多くなっている。

インフォメーション

五香菜館

◯東京都中野区上高田2-51-1 
☎03・3387・2430 11:50~14:00・18:00~20:00 月・火・水休(日曜は予約のみ)


☑TV&RADIO

8月20日(土)22:00〜NHK BSプレミアム『魔改造の夜「ネコちゃん落下25m走」』を見る。

エンジニアたちが「おもちゃ」や「家電」を怪物マシンに大改造する極限の格闘番組。その最新話となる今回は「ネコちゃん落下25m走」。テーマのぶっとび方がすごいが、一流の腕前を競い合うその姿に毎回感動。ちなみに次週は「電気ケトル綱引き」。

8月21日(日)21:30〜Inter FM『World Music Cruise』を聴く。

音楽評論家、関谷元子さんが世界の各都市をカルチャーの紹介とともにゆったり案内してくれる「World Music Cruise」。今週はどこへ行けるかな〜。


☑PICK UP

涼しくなれる記事4選。

映画監督ジュリアン・テリーに質問。

YouTubeで観る傑作ショートホラー。

阿寒ネイチャーセンターさんによるタウントーク

【#3】阿寒湖冬のお話

国立映画アーカイブ 研究員4名によるリレー形式コラム(担当・大傍正規)#3

ホラー映画の秘かな愉しみ。

Podcast|映画監督・黒沢清と篠崎誠のホラー対談。


☑BOOK

『マーベル・シネマティック・ユニバース音楽考
映画から聴こえるポップミュージックの意味』を読む。

『マーベル・シネマティック・ユニバース音楽考 映画から聴こえるポップミュージックの意味』
添野知生、高橋芳朗(著)

マーベル映画を観ると、物語や映像と同時に、いつだってそこに流れるポップミュージックの印象が強烈に残る。その両者の関係について、『アイアンマン』から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』までを徹底的に掘り下げたのがこちら。選曲の意図や効果について、作品ごとに様々な角度からの分析には、「そうだったのか!」と膝を打つこともしばしば。こういう本、待ってました。イースト・プレス/¥2,200


☑ART

patchwork my city
@PARCEL

スタジオジブリの名作「となりのトトロ」で、主人公の子どもたちはトトロへと繋がる森の抜け道を発見するが、それは子供が自由に目にしている世界と大人が認知する世界とは眺めがまるで違うことを表しているともいえる。私たちもいつのまにか”正しく”街を歩き、行動するようになった。「patchwork my city」と題し、都市の断片を繋ぎ合わせることをテーマにしたこの展示では、匿名アーティストグループEVERYDAY HOLIDAY SQUADが地図をパッチワーク(解体/再構築)し、現代の東京の姿を様々な角度から捉え直すことを試みる。作品は、地図としては実用的ではないのかもしれないけれど、鑑賞者の生活に新たな眼差しをくれるガイドマップになること間違いなしだ。

会場:PARCEL
会期:2022年7月16日(土)〜8月28日(日)
時間:14:00〜19:00
休み:月曜・火曜日
料金:無料

内山聡 個展 “ WORKS ”
@亀戸アートセンター

アートユニット2blksが運営するアートギャラリーと喫茶&酒場スペースを併設したオルタナティブスペース・亀戸アートセンターで、アーティスト・内山聡の個展 “ WORKS ”を開催中。工業的な生産と人間的な生活という現実を描き出す内山。労働にも似た機械的な作業の繰り返しの末に生み出された”絵画”作品は、我々の日常そのものを映し出している。まるで現代社会を鳥瞰するような不思議な気持ちにさせてくれる作品だ。Tシャツやパーカーなどの布ものを持参すれば、本展のコンセプトイメージをシルクスクリーンプリントしてもらえるイベントも開催中。詳細はHPをチェック!

会場:亀戸アートセンター(KAC)
会期:2022年8月6日(土) 〜 8月28日(日)
時間:平日 16時-22時 土日 13時-20時
休み:木曜日 ※ 夏季休業 8/11(木) – 8/18(木)
料金:無料