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【#2】ジューンベリー

2022年6月18日

 6月なので、6月の果実のお話を。我が家にはJuneberry(ジューンベリー)という果樹があります。別名カナディアン・サービスベリー、バラ科ザイフリボク属です。春には可愛らしい白い花を咲かせ、新緑の葉は青々とし、初夏の赤いルビーのような実は年に一度のご馳走、秋には紅葉も楽しめるのでシンボルツリーとして人気です。「6月になる果実」という名前のジューンベリー。あまり市場に出回らないので食べたことがない人も多いかと思いますが、とっても美味しいんです!

ジューンベリー

 花が咲いたあと緑の小さな実が付き、徐々にピンクから赤へと熟していって、食べ頃を迎える5~6月は近所の小鳥たちとの収穫バトルです。今年もたくさん採れたので、生食する分とジャムにする分を分けました。赤い身が完熟すると黒紫色に変化して、そちらはジャムに最適。小さい種子があって生食ではそのまま食べられますが、ジャムにするときは裏ごししてから、お砂糖とレモン果汁とブランデー少し入れてじっくりことこと煮ます。するとブルーベリーのように美しい濃い紫色のジャムができます。パンに塗ったりヨーグルトに混ぜたり、甘酸っぱくて止まらない美味しさで家族も大好き。

 実はジューンベリーはとっても栄養価が高く、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種のアントシアニンの豊富さはブルーベリーの3~4倍! ビタミンや食物繊維、骨の代謝に関わるマンガンの量も多く、カルシウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラルも多数含まれているので、老化防止に素晴らしく役立つわけです。もし親戚や友人宅にジューンベリーがあったなら、収穫を手伝う代わりにベリーを分けてもらうことをオススメします。

ジューンベリー

 ジューンベリーの花言葉は「穏やかな笑顔」。春の可憐な白い花と6月のたわわな赤い実を目の前にすると、自然と心ほころんで穏やかな笑顔になります。作ったジャムで友人にも笑顔のお裾分け。鳥さんの食べ散らかしすら優しい気持ちで掃除できちゃう。満充電で今年も梅雨を乗り切れそうです。