カルチャー

POPEYE Webガイドブックが出来上がる瞬間。

POPEYE Webの楽しみ方をまとめた豆本「Tiny Book」を作りました。#4

2025年11月13日

POPEYE Webをもっと楽しむためのミニガイドブック「Tiny Book」の制作風景をお届けする企画、最終回! #3で無事校了を迎えたデータは、大洋印刷さんのもとに送られ印刷・製本の段階へ。今回はその工場の様子を特別に見せてもらった。

10月某日① 印刷

校了の数日後。「無事に印刷の準備が出来たので見にきてください!」という大洋印刷さんからの連絡を受けてやってきたのは、小さな町の印刷工場。足を踏み入れると、空港の保安検査場にある荷物検査の機械くらいのゴツいプリンターがどーんと2台、少し窮屈そうに並んでいる。そのうち1台を見てみると、「Tiny Book」と書かれた紙の束がすでにセットされていた。この用紙に印刷されていくんだ!

にしても、印刷されるのは本当に一瞬。機械に通すと、目にも止まらぬ速さで1枚1枚刷り上がっていく。

出てきたものは、機械と人の目の両方で色のムラやずれなどがないか確認。素人ではわからないような細かな色の違いも判別して、NGの場合は何度も刷り直すそうだ。

編集部が実際に印刷物の色味をチェックして、問題なければサイン!きれいな色に仕上げてもらい、ほくほく顔で「OK」して帰った。

10月某日② 製本

そのさらに数日後。刷り上がった紙を本の形にしていく、「製本」の現場にもお邪魔。
まずは先日印刷された紙たちを並べて、ホチキスで留める工程へ。

各ページが1枚ずつ上から順に落ちてきてベルトコンベアに乗り1セットに。そしてそのまま綴じ機へ向かっていく。パチン、パチンと規則的に鳴り響くホチキスの音に、1冊1冊が完成に近づいている実感が湧いてきた。

そしていよいよ最後の仕上げ・裁断。幅を揃えて、長さを測って、慎重に……カット!

ついに豆本、完成!やったー!切られ立てほやほやの子たちを見ると、なんだか愛おしい気持ちになりますね。

そんなこんなで、10月下旬に無事に納品された「Tiny Book」。先日閉幕した「マガジンハウス博」でも、届きたての冊子を早速配布!

今後もイベントなどで直接お渡したり、自分たちの好きなお店に置かせてもらったり、いろんなところで配布したい所存。置いたお店のリストは後日まとめて記事やらマップにしようという計画も。ぜひ、「Tiny Book 〜How To Enjoy POPEYE Web〜」とともにPOPEYE Webを楽しんでみて!