カルチャー

POPEYE Webのガイドブック、制作ドキュメント。

POPEYE Webの楽しみ方をまとめた豆本「Tiny Book」を作りました。#2

2025年11月13日

創業95年の歴史を持つ「大洋印刷」さんを仲間に加え、ついに始まったPOPEYE Webの楽しみ方ガイド「Tiny Book」の制作プロジェクト。(詳しい流れは こちらの記事 を見てね。)

#2では、その編集作業の様子をハイライトでお届け。雑誌の作り方と大まかな流れはだいたい一緒なので、出版や制作の仕事に興味ある人には参考になる、かも。

①まずは台割を作ってラフを描く。

どんな内容をページに入れたい?ページ数はどうする?順番は?など、コンテンツを考えて、全体の構成=台割を作るのが最初の作業。大まかな内容が決まったら、次はラフと呼ばれるページのイメージ図を描いてみる。今回のラフはこんな感じ。

②デザインを組む。

編集者が作ったラフを元に、デザイナーさんがざっくりのレイアウトを組む。文字数の目安やイラストや写真を入れる時の大きさも、ここでだいたい決まる。
今回「Tiny Book」のデザインを手がけたのは、かつてPOPEYEのアートディレクターも務めていた吉田昌平さん率いる「白い立体」チーム。

編集部の企画に込めた気持ちやこだわりたいポイントなどを伝えたところ、それらを汲み取って作ってくださったデザインがこちら!候補となっていた表紙の別パターンもチラ見せ。すでにかわいくって、制作のモチベーション上がりまくり。

③原稿や写真、イラストを用意する。

デザインと同時並行で、編集者やライター、フォトグラファーは取材や原稿作成、写真の用意をしたり、イラストを発注したりと、ページを構成するのに必要なパーツを準備する。

これは「取り扱い説明書みたいなイラストを」というリクエストに応え、イラストレーターのささきめぐみさんが描いてくださったポパイカー。この参考写真からこんなキュートなイラストが生まれるなんて、といつも感動します。

これが、

こう。

編集作業の前半戦はこんな感じ。ここまでは仕込み期間みたいなもので、実はこの後が正念場。そんな後編は、次の記事で!