『パッサカリア』

ロベール・パンジェ(著) 堀千晶(訳)
映画監督としても活躍したアラン・ロブ=グリエ、ノーベル文学賞を受賞したクロード・シモン、二人称代名詞を用いた『心変わり』で知られるミシェル・ビュトール、“意識の流れ”を突き詰めたナタリー・サロート。いずれも1950年代にフランスで勃興した前衛文学運動ヌーヴォー・ロマンを率いた小説家だ。この4人は日本でも比較的によく知られているが、まだ未紹介のキーマンがいたらしい。こちらはそんなミッシングリンクであるロベール・パンジェの代表作。あらすじは要約不可能だから、とにかく読んでみよう。¥2,200/水声社
ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展「ストーリーはいつも不完全……」「色を想像する」@ 東京オペラシティ アートギャラリー

イギリスを拠点に活動し、国際的な注目を集めるライアン・ガンダーが手掛ける『東京オペラシティアートギャラリー』での収蔵品展。収蔵品は故寺田小太郎氏によるプライベート・アイ・コレクションであり、ガンダー×寺田小太郎の一対一の会話といえる展覧会。