『淀川長治映画ベスト1000〈決定版 新装版〉』

淀川長治 (著) 岡田喜一郎 (編)
チャーミングな語り口で人々を魅了し続けた映画解説者のカガミ、ヨドチョーさんこと淀川長治の生涯の名画ベスト1000を網羅した一冊。1000作もあるから死ぬまでに観きれるかどうかは定かじゃないけど、だからこそ『家庭の医学』レベルで一家に一冊置いておきたい。¥3,135/河出書房新社
『コンクリート・カウボーイ 本当の僕は』リッキー・スタウブ(監)

15歳のコールは素行不良が原因で退学処分になり、フィラデルフィアでまるでカウボーイのように暮らす父親のもとに送られる。最初こそ反抗していたコールだったが、いつしか自分も馬の世話を手伝うことに。走る馬をモトクロスバイクのごとくスタイリッシュに映す視点が新鮮だった。
『都市と芸術の応答体2021』 @横浜国立大学

横浜国立大学の藤原徹平(建築家)・平倉圭(芸術学研究者)が、ゲスト・アーティストに三宅唱(映画監督)と柴崎友香(小説家)を迎え、アート及びアートマネジメント人材育成のためのオンラインプログラム第二期をスタート。メンバーを募集しているのでチェック!
ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展「ストーリーはいつも不完全……」「色を想像する」@ 東京オペラシティ アートギャラリー

イギリスを拠点に活動し、国際的な注目を集めるライアン・ガンダーが手掛ける『東京オペラシティアートギャラリー』での収蔵品展。収蔵品は故寺田小太郎氏によるプライベート・アイ・コレクションであり、ガンダー×寺田小太郎の一対一の会話といえる展覧会。
Group Exhibition「Youth(仮)」@YKG / Yutaka Kikutake Gallery

奈良美智の原案のもと、世代や背景を超えたアーティスト達が"どうしても失うことのできない青春"をテーマに集ったグループ展。参加メンバーは中原正夫、奈良美智、上村洋一、谷口正造、ナタリー・ホーバーグ。青春、夢、恋、自身の在り方を示すエネルギー、社会システムに組み込まれていない存在が持つ自由な想像力が生み出すカオスと秩序を見に行こう。
Hiro Kurata & Koichi Sato「Mirrored」 @DYH

NY拠点の作家、Hiro KurataとKoichi Satoによる2人展が新宿区若葉の『DYH(Destroy Your Habits)』にて開催。 両作家ともに普段キャンバスを用いた制作をしているが、本展ではキャリアの中で初めて「紙」へのドローイング/ペインティング作品を発表。
澤田知子 狐の嫁いり@東京都写真美術館

“内面と外見の関係”という普遍的なテーマを問い続け、自らの姿や顔を被写体にし、ポートレイトの手法を軸に作品を制作してきた澤田知子の大規模個展が東京都写真美術館にて開催。
3.11とアーティスト:10年目の想像@水戸芸術館現代美術ギャラリー

©Komori Haruka + Seo Natsumi
東日本大震災から10年となる2021年3月。当時、臨時の避難所にもなった本館では「想像力の喚起」という芸術の本質に着目し、”もはや「過去」”となりつつある厄災と今をつなぎ直そうとする作品群を紹介する。