『うたのしくみ 増補完全版』

細馬宏通(著)
事件だ。ブラジルのサンバからユーミンやaikoまで、それぞれの歌のしくみをとことん具体的かつエモーショナルに分析した『うたのしくみ』の増補完全版が出た。目からウロコが100枚は落ちるぞ、こりゃ。¥1,980/ぴあ
『ノマドランド』クロエ・ジャオ(監)

リーマンショックですべてを失った中年女性が、車上生活者として各地をめぐりながら季節労働の現場を渡り歩く。“持たざる者”としての暮らしは大変なことこの上ないんだけど、その一方で、移動の自由を謳歌しまくる彼女の生き様に憧れてしまっている自分もいた。
アブドゥライ・コナテ 個展 – The Diffusion of Infinite Things – @STANDING PINE

1953年にマリのディレ圏に生まれ、バマコ国立芸術院、そしてキューバのハバナのアルテ研究所で絵画を学んだ後、再びマリへ戻り現在はバマコを拠点に活動するアブドゥライ・コナテの日本初個展が、愛知県名古屋市の『STANDING PINE』にて開催!
Boys, Girls and Cats @XYZcollective

長谷川友香の個展が「XYZcollective」にて開催。本展では、大衆が愛する”merchandise”をモチーフとして、独自の視点とユーモアや皮肉を交え、作品として新たな価値観をアウトプットする。
平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ) 1989-2019 @京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」

美術評論家の椹木野衣を企画・監修に迎え、独自の視点で選定したアーティストたちによる集合的活動にフォーカスした平成年間(1989–2019年)の美術を振り返る展覧会を開催。
澤田知子 狐の嫁いり@東京都写真美術館

“内面と外見の関係”という普遍的なテーマを問い続け、自らの姿や顔を被写体にし、ポートレイトの手法を軸に作品を制作してきた澤田知子の大規模個展が東京都写真美術館にて開催。
3.11とアーティスト:10年目の想像@水戸芸術館現代美術ギャラリー

©Komori Haruka + Seo Natsumi
東日本大震災から10年となる2021年3月。当時、臨時の避難所にもなった本館では「想像力の喚起」という芸術の本質に着目し、”もはや「過去」”となりつつある厄災と今をつなぎ直そうとする作品群を紹介する。