「ダンスか死か アハマド・ジュデの日常」初回放送日: 2021年1月8日
『レイヴ・カルチャー──エクスタシー文化とアシッド・ハウスの物語』

マシュー・コリン(著) 坂本麻里子 (訳)
アシッド・ハウス、イビサ、マッドチェスター、ニューエイジ・トラヴェラーズ、ジャングル……。20世紀最後にして最大の音楽ムーブメントと言われたレイヴ・カルチャーの歩みを余すことなく綴った、非常にためになる1冊。しかも、今は紹介されている音楽をちくいちサブスクでチェックしながら読めるんだから、いい時代だ。¥2,790/Pヴァイン
『キャッシュトラック』ガイ・リッチー(監)

ジェイソン・ステイサム演じる謎の最強男が、LAにある現金輸送車専門の警備会社に就職するところから本作は動き出す。実は彼……といった類のクライム・アクション映画だ。これで、「あー、またいつもステイサム映画かぁ」と考えるのは早合点。ステイサムのアクション(=肉体)と、ガイ・リッチー監督の語り口の妙(=頭脳)が、いい具合に核融合し、そんじょそこらの作品とはワケが違う1作に仕上がっているのだ。そうそう、『スペンサー・コンフィデンシャル』に引き続き、雑魚キャラ役でポスト・マローンが出ているのも注目。10月8日より公開。
ZOO ANIMALS/酒 航太@kanzan gallery

東京・馬喰町「kanzan gallery」にて写真家・酒航太さんの展示「ZOO ANIMALS」が開催中。約10年前からライフワークとして日本各地の動物園等で撮影してきた動物たちの姿をモノクロームの写真作品として展示。マッチアンドカンパニーの写真集レーベル「M」より初作品集『ZOO ANIMALS』も発売中なのでチェックだ!
ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-@水戸芸術館

色彩に満ちた世界をユーモアたっぷりに切り取ってみせる映像や、心地よい音楽や空間設計によるヴィデオ・インスタレーションなど、国を越えて幅広い世代の観客を魅了してきたピピロッティ・リストは1980年代からスイスを拠点に活動するアーティスト。本展は、身体、ジェンダー、自然、エコロジーを主題とした作品およそ40点で構成。この時期は臨時休館もあるので遊びに行く前にHPをチェックしよう!
「ル・パルクの色 遊びと企て」ジュリオ・ル・パルク展@銀座メゾンエルメス フォーラム

光や動力を取り込んだキネティック・アートやオプ・アートの先駆的存在で、公共の場における観客の参加を促す作品を展開した視覚芸術探究グループ(GRAV)の設立メンバー、そして、活動初期から継続する色の可能性を探求した幾何学的な抽象画で知られるジュリオ・ル・パルク(1928年アルゼンチン、メンドーサ生まれ)による日本での初めての個展「ル・パルクの色 遊びと企て」ジュリオ・ル・パルク展が銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催。またとない機会なのでぜひ足を運ぼう。休館日等はHPで要確認。
MOTアニュアル2021 海、リビングルーム、頭蓋骨@東京都現代美術館

今回で17回目を迎える本展は若手アーティストの活動を通じて国内の現代美術の潮流のひとつを紹介するグループ展。未だ収束を見ないパンデミックによって複数の社会問題が顕在化した世界で、国や地域を超えて共鳴する若手アーティストたちの同時代的な表現や問題意識を提示する。参加作家は小杉大介、潘逸舟、マヤ・ワタナベ。