カルチャー
【#3】「黒の黒」と「白の白」
吉田昌平さんの1ヶ月限定コラム(全4話)
2021年9月23日
text: Shohei Yoshida
Netflixを見ながら気楽にコラージュするのが好きな僕ですが、今回はコラージュ制作中の個人的なお話。あまり普段気にすることではないと思うのですが、黒の印刷物の中には色々な黒色があります。少し青みがかった黒や赤味がかった黒など紙質によっても微妙に変わってきます。この黒だけを使ってコラージュするのが個人的に好きです。
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これは白にもいえて、白なんてただの白だろうと思うのですが、いろんな白があります。紙の日焼けの色なども影響してもう白ではないのでは?と思うような白もあり、自分でも「これは白に入るのかな?」などと考え出すと少し混乱します。ただ「白の中の白」はとても魅力的。黒よりも好きかな。
コラージュをしてるだけなのですが、こんな感じで普段どれも同じに見えることが、意外とちょっと違うことに気づくヒントになってくれたりします。ちょっとした発見があって楽しいです。Netflixも。
次回で最後です。お話決まってません。
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2021/09/0921_B-1600x2491.jpg)
プロフィール
吉田昌平
よしだ・しょうへい|1985年生まれ。広島県出身。 桑沢デザイン研究所卒業後、デザイン事務所 株式会社ナカムラグラフを経て、2016年 白い立体として独立。雑誌・ 書籍のデザインや展覧会ビジュアルのアートディレクションなどを 中心に活動。 その他に、 紙や本を主な素材としたコラージュ作品を数多く制作発表する。 作品集に 『 KASABUTA 』(WALL 2013年)、『 Shinjuku(Collage) 』(numabooks 2017年)、『 Trans-Siberian Railway 』(白い立体 2021年)
Instagram: @heiyoshida
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