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僕と彼女とパサデナ。

BIRKENSTOCK

2025年9月17日

photo: Kaita Otome
styling: Yutaka Aoki
grooming: Risa Fukushima
edit: Koji Toyoda

 いつものカフェ。いつものアメリカーノ。朝起きてほんの少しゆっくりできるこの時間が僕は好きだ。でも、今日はいつも以上に気分がいい。なぜって? それは〈ビルケンシュトック〉のモカシンシューズ、「パサデナ」をおろしたばかりだから。春と夏には「ボストン」「チューリッヒ」と言った名作サンダルを散々履いてきたこともあって、自分の中で“ビルケン”はワードローブの定番。この靴のことは、今年の春に復刻されるまで知らなかったのだけど、かつて、90年代の裏原カルチャーを作った先輩たちがこぞって愛用したと言うエピソードが背中を押してくれたのだ。

シューズ「パサデナ」 バサルト グレイ¥28,600(ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス☎︎0476・50・2626) その他は私物

 しかし、こうやってコーヒーを飲みながら上から靴を眺めてみると、コロンと丸みを帯びたモックトゥのデザインに惚れ惚れする。一見すると、チロリアンシューズのような見た目だけど、横から見るとボリューム感は薄く、デッキシューズのように軽やか。何より、このポリウレタン製ホワイトソールが効いている。1993年のデビュー当初はブラックだったソールを、1994年からホワイトに変更したことで、この“モックトゥ&ホワイトソール”の組み合わせが裏原文脈に刺さって定番になった……というのは、当時を知る先輩から教えてもらったこと。でも、それも納得のグッドデザインだ。’90年代に初めてこの靴を見た若者は、その格好良さに痺れたんだろうなぁ。

 なんてぼんやりと考えていたら、視界の片隅に、僕とは別の色のパサデナが現れた。あれ、なんだか今日はやけに“ビルケン”づいているぞ。

シューズ「パサデナ」トープ ¥28,600(ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス☎︎0476・50・2626) その他は私物

 彼女が履いているのは、「ボストン」や「チューリッヒ」でお馴染みのカラーリングであるトープ。上品なスエードとバーガンディの靴下とのコンビネーションも素敵だな。僕のはバサルトグレイというカラーだけど、どんなパンツとも相性の良いルックスに、足を包み込む気持ちのいいフィッティングを兼ね備えたこの靴の素晴らしさを知ったら、つい、色違いで揃えたくなってくる。

 ちなみにこのパサデナ、1993年のデビューからアップデートを重ねながら作り続けられ、一度は廃盤になったものの、今年の春夏に復活。“タイムレスクラシック”として定番の仲間入りを果たした。復刻前のモデルと違うのは、ディテールが現代的にアップデートされたことと、履き口にパッドが追加されて脱ぎ履きが快適になったこと。彼女は知っているかなぁ?

 さてと、コーヒーも美味しかったし、「パサデナ」もずいぶん足に馴染んできた。なんだか今日は、いい1日を送れそうな予感。行きつけのカフェ『コーヒーカウンティ』を出て、駅に向かおうと歩き出したら、この間の彼女がテラス席でのんびりとくつろいでいるのを発見。あれ、ここにいたんだ。たまたま同じ“パサデナ”を履いているのも何かの縁。ちょっと声でも掛けてみようかな?

シューズ「パサデナ」トープ(Girl)、ブラック(Boy) 各 ¥28,600(ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス☎︎0476・50・2626) 

Pasadena / パサデナ

’93年に初登場した〈ビルケンシュトック〉のスエードシューズ。モカステッチの効いたモックトゥ型のアッパーに、ビルケン特有のコルクやラテックスを用いたフットベッドを搭載した伝説的なモデル。ホワイトソールのオリジナル版の復活を待望する声が後押しとなり、2025年春夏よりアップデートを施して完全復活。この秋冬は、ブラック、トープ、ダークティー、バサルトグレイの4色で展開している。

シューズ「パサデナ」右上から時計回りに、トープ、ダークティー、バサルト グレイ、ブラック 各 ¥28,600(ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス☎︎0476・50・2626)

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