【#1】 ラランドのニシダと申します。
2021.06.11(Fri)
text: nishida
どうもこんにちは、ラランドのニシダと申します。
私がもっと有名であれば自己紹介もしないで、昨日起きた楽しかった出来事や、昨今の社会に対する意見をいきなりここに書いても良かったのかもしれないが、自分自身を冷静に省みた結果、自己紹介をすることに決めた。
一人で行った中華料理店の若い店主にサインを頼まれ、再び行ってみると何処にも飾られていない、そんな経験のせいかもしれない。
どこの馬の骨とも分からないやつの書いた文章よりは、多少知ってる人間の書いたもののほうが次も読んでくれるかもしれないという淡い期待もありつつ自己紹介しようと思う。
ただ私は自己紹介がすこぶる苦手だ。そう言うと、なんとなく口下手だとか緊張しいな感じがするが、そうではない。
自分を詳びらかにするのが苦手なのだ。
小学生の頃、親の仕事の都合で二度の転校を経験した。
一度目の転校で「デュッセルドルフ日本人小学校」から「マドリード日本人小学校」に転校することになった私は、登校初日に全学年の集まる朝礼で自己紹介することになった。マドリード日本人小学校の体育館で私は「デュッセルドルフ日本人小学校から来ました、西田亘輝です。好きな食べ物はしゃぶしゃぶです。」と自己紹介をした。
そして、めちゃくちゃ笑われた。何故なのかは分からないが、とてもウケたのだ、ただ好きな食べ物を言っただけなのにウケた。ウケたから良いじゃないかと今では思えるが、小学生の私にはそれがトラウマになるほどショックだった。
そんな経験のせいで自己紹介がとても苦手なのだ。
さて、今読んでくれている皆さんは自己紹介が苦手になったクソみたいな経緯なんかより、小学校の名前が気になったことでしょう。もしかしてこいつ、こんな泥みたいな見た目で?帰国子女?帰国子女ってもっとスマートなんじゃないの?っていうかデュッセルドルフってどこ?そう思ったことでしょう。
えぇ、そうです、ニシダは帰国子女です。そして読んでいて分かって頂けたでしょうが、少々思い込みが激しいところがあります。
とりあえず今回はこの二点さえ押さえておいて頂けりゃあ結構です。
そして他のことは後々こちらの『TOWN TALK』の中でじっくり分かってもらえれば良いなという願いをもって、自己紹介に代えさせて頂きます。