ファッション

猛暑の夏は“パタロハ”のアロハシャツで襟を正そう。

photo: Momoka Omote
styling: Shogo Iwayu
grooming: HORI
text: Eri Machida
edit: Ryoko Iino

2024年8月18日

ユーズドのパタロハ¥14,080(ナーディドッグス☎03·6413·1893) ユーズドの〈コロンビア〉のナイロンショーツ¥5,500(MWC) ビーチサンダル¥2,530(ヒッポブルー/シフク☎︎045·507·7487) タンクトップ、うちわは私物

 連日35℃を超え、うだるような暑さが続く8月。お洒落を放棄してラクな格好しかしていないけれど、今年こそ妥協せずファッションを楽しみたい。

 せっかくなら夏にしか着られない服が着たいと思って、まず頭に思い浮かんだのはアロハシャツ。似合う大人を見るたびに憧れていたけれど、一歩間違えると大怪我をするアイテムでもある。しかし、豪徳寺の古着屋『ナーディードッグス』で出合った“パタロハ”のアロハシャツがついに悩みを解決してくれた。“パタロハ”とは「パタゴニア」と「アロハ」を組み合わせた造語で、1986年に立ち上げられた〈パタゴニア〉のサーフライン。主張の強くない魚や植物が描かれた和柄風のシンプルなデザインが多く、和と洋のいいとこ取りで、アロハデビューにはちょうど良い。少し大きめの2XLをチョイスして、胸元を大きく開いたり、襟を立たり着崩すとアロハ感が薄まり、ヴィンテージの開襟シャツにも見えてさらに馴染む。そういえば、〈パタゴニア〉創業者のイヴォン・シュイナードがシャツの上2つのボタンを開けて首元にゆとりを持たせている写真を何度か見たことがある。ということは、やっぱりリラックスした着方が正解なのかもしれない。ちなみに、これは古着だけれど“パタロハ”自体は今でも店舗で普通に買える。今年こそ、気負わずアロハシャツを取り入れられそうだ。

世界一の天然ゴムの生産を誇るタイ生まれのビーチサンダルブランド〈ヒッポブルー〉。土に還る天然ゴムを100%使用していており、ふわふわしていて履き心地も抜群で、足にも環境にも優しい。