トリップ
元焼酎職人が造る“魚に合う”クラフトビール。
2023年9月28日
photo: Hiroshi Nakamura
text: Fuya Uto

連日グラスに注がれる麦焼酎。そろそろビールを……と焦がれていたら、勝本の商店街内に『ISLAND BREWERY』を発見。130年以上前にできた酒蔵をリノベして “魚に合う”をテーマに長崎初となるクラフトビールを造っている。「壱岐はもちろん長崎は海の幸に恵まれているエリアなのですが、クラフトビールがなく、魚料理に優しく寄り添うエールビールがあればと思い考案しました」と代表の原田知征さん。東京農業大学で酒造全般を学び、メーカー勤務で経験を積んだ後に帰郷、家業の焼酎屋で腕を磨き、一転してブルワリーの世界へ飛び込んだ。定番の3種に加えて月ごとの限定味が飲めて「贅沢3種飲み比べ」(¥1,300)は、1番人気の「ゴールデンエール」、「ゆず麹エール」、壱岐島産のビーツが原料の「セレブレーション」などが堪能できる。焼酎の島らしく麦焼酎の麹がベースのまろやかな飲み口が特徴なので、ビールに馴染みがない人でもグビグビ飲めるはず。
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左から、「ゆず麹エール」、「セレブレーション」、「ゴールデンエール」。 -
「島のイカリング&チップス」(¥800)や、「平山旅館特製のカマの燻製」(¥550〜)など魚系のツマミが揃っている。カウンター席からは、ガラス越しに発酵タンクを眺めながら飲める。 -
勝本はイカ釣り漁船が盛んなこともあり、ロゴは船の放電灯がモチーフ。
サイドメニューも魚介系を中心に充実し、「島のイカリング&チップス」(¥800)や、「平山旅館特製のカマの燻製」(¥550〜)などは、酸味が効いてフルーティな香りのエールと抜群に合う。やっぱり旅先では、ビールが外せない! 土地の文化が滲むものを愉しめる大人になりたい。
インフォメーション
ISLAND BREWERY
2021年にオープンしてすぐに勝本を代表する人気店に。「グラウラー」というビールを持ち運べる容器も販売している。最大45時間ほど炭酸と保冷がキープされる道具で、作りたてを注ぎ、キャンプ施設や「辰の島」へ持っていくことができる(レンタルは一律¥500)。
◯長崎県壱岐市勝本町勝本浦249 ☎︎0920・42・0010 10:00~22:00(LO21:30) 不定休
Official Website
https://shop.iki-island.co.jp/
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