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MUSINSAってなんだ?
WHAT'S MUSINSA?
2023年6月12日
photo: Tatsunari Kawazu
styling: Shuhei Yoshida
coordination: Shinhae Song (TANO International)
edit: Koji Toyoda
最新の韓国の街のことを知ったなら、韓国の洋服も欲しくなってきた。昨年、日本にローンチした韓国ファッションストア(ECプラットフォーム)「ムシンサ」では韓国の駆け出しブランドから超メジャー級まで約600ものブランドがショッピングできちゃう。まずはオンラインで買える、4つの気になるブランドの話から。ソウルの本社オフィスで撮影してきたよ。
Andersson Bell
「それどこの?」と友達に聞かれそうな開襟シャツは、〈アンダーソンベル〉の一着。2014年にクリエイティブディレクターのキム・ドフンがスタートしたブランドで、ストリートウェアの土台に北欧エッセンスを取り入れたポップなコレクションが特徴。2020年には、英国の百貨店「リバティ」で開催されたポップアップ展示会に韓国勢として初めて呼ばれ、〈アクネ・ストゥディオズ〉とも肩を並べた。今季はビョークや’90年代東京スタイル、ボリウッドファッションをミックス。
AMOMENTO
ここ日本でも知名度の高い〈アモメント〉。クリエティブディレクターのイ・ミギョンが、『ショップ アモメント』の運営を経て、2016年に立ち上げたブランドだ。建築を志した彼女が手掛けるだけに、ミニマルなデザインと着る人を選ばないアノニマスなフォルムは、モダニズム建築のようにクール。今季は、2021年パリで開催された建築展『AERODREAM』に影響を受けたアナログフューチャリズムがテーマ。
MUSINSA STANDARD
2017年にスタートした「ムシンサ」のオリジナルライン。クルーネックTやニットポロ、ラガーシャツにブレザー、チノパン、軍パンなど、アメリカントラッドをベースにしつつも、モダンなアップデートが施されたアイテムが約2000点も揃う。韓国のブランドでこういう感じ、意外とないし、値段もかなり手頃。
BROWNYARD
2017年、スポーツを介して集まった仲間たちで立ち上げた〈ブラウンヤード〉。2022年には、〈ニューバランス〉の「2002R」のコラボレーションをリリースしたことで世界中の洋服好きの心にその名を刻んだが、その根っこにあるのは、ヴィンテージスポーツやアウトドア、ミリタリー。それらをお手本にソリッドなパターンやカラーで仕上げた都会的な雰囲気が持ち味だ。今後はランニングラインもスタートするかもしれないから楽しみだ。
まだまだあるよ!
MUSINSAで買える韓国の気になるブランド。
Code:graphy
ストレイキッズやモンスタエックスが贔屓にするだけに、Kポップ好きは大体知っている、2020年創設のストリートブランド〈コード:グラフィー〉。激しいダンスを売りにした彼らに支持されるように、動きやすいスウェットやナイロンものが中心。今季のキャンペーンモデルは、セブンティーンのホシくん!
Coor
ソウル最大の百貨店「ザ・現代ソウル」に店も構える〈クアー〉。元バスケ選手やグラフィックデザイナー、ファッションデザイナーによって2017年にスタート。モットーはミニマルなエブリデイウェア。シルケット加工を施した上質な素材感にビッグシルエットにこだわった2枚パックTはその真骨頂。
Catch Ball
古き良きアメカジの灯火は、ここソウルでも健在。2018年創設の〈キャッチボール〉は、’50〜’60年代にアメリカで作られたスニーカーへ惜しみない愛を注ぐシューズブランド。写真のデッキシューズのように、作りはヴィンテージそのものだが、目を奪われる鮮やかなカラー展開が多いのも魅力だ。
Partimento
2014年S/Sにスタートした〈パルティメント〉。クラシック音楽界で“即興演奏の練習曲”を意味するブランド名のとおり、ジャンルに一切囚われることなく、トラッドからワーク、スポーツまで縦横無尽に横断するコンテンポラリーカジュアルブランド。今季は、クレストマーク入りのトラッドなBDシャツが気になる。
Wild Bricks
アイビーリーガーたちの愛するモチーフ、鴨の刺繍をあしらったカードケースからもおわかりのように、〈ワイルドブリックス〉はクラシックなアメリカンアウトドアがベース。こういう小物類からネルシャツにファティーグショーツ、サファリハットまで幅広く網羅。いわば、韓国の〈L.L.ビーン〉的存在なのかも。
Insilence
今年で10周年を迎えた〈インサイレンス〉のコレクションは、忘れ去られたメンズファッションへのノスタルジーが原動力。例えば、写真のハニカム編みの半袖カーディガンとか、今ではなかなか見かけないメンズ服をさらりと作ってしまう燻し銀。シーズンごとにガラリとギアチェンジするのも見どころのひとつ。
Punch Drunk Parties
癒やしの必要な現代人のための仮想コミュニティ「SELF HELP GROUP」用のユニフォームをテーマに掲げる、2021年創設の〈パンチドランクパーティ〉。そのハードなネーミングのとおり、’80〜’90年代のロックバンドのロゴやデザインがアイデアソース。この帽子も当時のバンドものみたいでベリーグッド。
Lafudgestore
〈ラファッジストア〉は、日本のファッション誌を教科書にしたルーズなカジュアルウェアが自慢。ラインナップには、BDシャツにニットポロ、このナイロンショーツなど、僕らのクローゼットのスタメンがずらり。なかにはシティボーイシャツなんてのも。お財布に優しい価格なのも人気の秘密。2017年スタート。
Espionage
2011年にスタートした〈エスピオナージ〉は、’50~’80年代のワーク&ミリタリー、アウトドアものを下敷きにしたちょっと骨太なアメカジブランド。古き良きネタを、現代的な素材やシルエットで再構築するのが得意技で、このセットアップもツイルコットンに見えて、再生繊維のテンセルを使用。
Matin Kim
〈アシックス〉とのコラボも記憶に新しい〈マーティンキム〉は、インスタがとにかく人気なイットガール、キム・ダインさんが2016年にスタート。ロゴをセンスよくちりばめたスポーティなレディスが中心だけど、なかには男子が着られるものも。涼しげなロンドンストライプのパジャマシャツはとくにおすすめ。
Numbering
2015年よりハンドメイドアクセサリーを作る〈ナンバリング〉。若者から熱烈な支持を集めるブランドで、それぞれのアイテムごとに振り分けられたナンバーが商品名となったユニークな仕様。#1902は、14Kプレートにオニキスのつまみをあしらったアンティークウォッチ風ブレスレット。夏の軽装のお供に。
Gram Ounce Pound
コリアンヒップホップシーンを語る上で外せない名プロデューサー、コードクンストのマーチャンダイズも手掛けるのが、ストリートブランド〈グラム オンス パウンド〉。このキーチェーンも彼の最新アルバム『Remember Archive』の発売を記念して作ったスペシャルな一品。Kラップ好きに捧ぐ。
Firenze Atelier
ソウルのお隣、ウィジョンブ市に店を構えるシューズブランド〈フィレンツェ.A〉。そのクラシックなものづくりに定評があり、〈クアー〉をはじめ、数々の韓国ブランドが別注を依頼。このサボは、2018年に始まったセカンドライン〈セカンド.A〉。抑えた価格で若きソウルボーイの間ではスタンダード。
Pleuvoir
コスメ大国、韓国で静かなブームを起こすのが、2020年スタートのボディケアブランド〈プルヴワ〉。パッケージはもちろん、雨上がりの土を連想させるナチュラルかつ詩的な香りもお洒落。ブラックピンクのジェニーも愛用しているみたい。
Opening Project
2022年S/Sにローンチしたばかりの〈オープニングプロジェクト〉は、ゴープコア(アウトドア志向のシティウェア)をテーマに掲げるブランド。サイバーな“O”ロゴがトレードマークで、モノトーンカラーと機能素材を組み合わせた、フューチャリスティックなアイテム作りが持ち味。近未来な街、ソウルにぴったり。
※このページに掲載されている商品の価格は、為替によって変更の可能性があります。
インフォメーション
MUSINSA
ムシンサ グローバル ストア
Official Website
https://global.musinsa.com/jp/main
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