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募金をしてみたいけれど、なにから始めればいいのだろう。
はじめての募金活動/準備編
2023年4月24日
illustration: Kenichi Watanabe
photo: Naoto Date
text: Nozomi Hasegawa

レジ横の募金箱にお釣りを入れたり、インターネットを通じてドネーションをしたり、募金活動は困っている誰かのために日常の中で気軽にできる人助けのひとつ。募金をしようと声を上げるのは結構ハードルが高いけれど、フリマやポップアップイベントの延長として開催するなら僕たちにもできそう。そう思って、一度は名前を聞いたことがある「日本赤十字社」で調べてみたら、意外と簡単にできると知った。最近、募金活動に興味を持っているという神出鬼没なノンアルコールバー『Bar Straw』の店主、赤坂真知さんと一緒に「はじめての募金活動」に挑戦することにした。
その1 寄付先のことを知る。

集めた募金が何に使われているのか、大切なお金を預ける団体がどんな活動をしているのか、まずは調べてみよう。世界192の国と地域に広がるネットワークを生かして活動する「日本赤十字社」は、第一回ノーベル平和賞受賞者の実業家、アンリー・デュナンが提唱した「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的とする民間組織。「いかなる状況下でも人間のいのちと健康、尊厳を守る」という使命のもと、近年は東日本大震災の復興支援や新型コロナウイルス感染症対応、ウクライナ人道危機への救援活動、トルコ・シリア地震への資金援助や救援物資の支援など、国内外における災害救護をはじめ、苦しむ人を救うために日々邁進している。HPで資金の使い道を明示しているのだけど、そういうところはやっぱり安心できる。
その2 やりたいこと、やりたい場所を考える。

意思が固まったら、まずはどんな募金活動をしたいか考えるところから始めよう。ポップアップイベントで得意なドリンクやお菓子を振る舞うもよし、フリーマーケットを開催するのもよし、Tシャツやステッカーなどオリジナルアイテムを販売してみるのもいいかもしれない。規模によってどういう場所を借りるのかも肝心になってくる。ハードルが低いのは、イベントスペースとして貸出している場所。希望の日程が空いていればスムーズに借りることができる。好きなお店でポップアップショップをしたい! という人は直談判を。古着屋や喫茶店など、定期的に通っているお店に相談をしてみると、協力してくれるかもしれない。
その3 いよいよ、交渉だ。

開催したい場所が決まったら交渉に挑もう。確認すべきことは3つ。1つ目は日程と時間。2つ目は貸出し料について。お店のご好意で貸してくれることもあるけれど、 基本的には費用がかかると考えておいた方が安心だ。ときには貸出料と売り上げの何割かをお店にお支払いする場合もある。3つ目は設備について。どのスペースが使えるのか、机やイスなどの備品は借りることができるのかを確認しておくと、用意すべき物のリストが自然とできあがる。イメージを膨らませるために、交渉成立後は下見へ行くのがおすすめ。
その4 募金箱やポスターをつくる。

募金活動をするにあたって最低限必要なものはひとつ、募金箱だけ。ちゃんとした物を探す必要はなく、スニーカーの空箱や空き瓶、マグカップなどで代用するのもOK。一番大切なのは、募金活動をしていることを知ってもらうこと。目的をきちんと伝えるために、募金箱や張り紙などに寄付先を忘れずに書こう。さらにポスターなんかも作れたら完璧。これで準備完了だ!
インフォメーション
日本赤十字社
1887年、西南戦争のさなかに傷病兵を助けるために設立された救護団体「博愛社」を前身とする民間組織で、「いかなる状況下でも人間のいのちと健康、尊厳を守る」という使命のもと、国内外における災害救護をはじめ、全国に91の赤十字病院、54の血液センターを運営。支援の形は寄付や募金以外に、献血やボランティア活動など多岐にわたる。
そのほかの活動についてはこちら👇
https://www.jrc.or.jp/lp/save365/
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プロフィール

赤坂真知
あかさか・まなと|2019年より店舗をもたないノンアルコール専門のドリンク事業『Bar Straw』として活動。渋谷PARCOの花屋「THE LITTLE BAR OF FLOWERS」にて月2日程度の不定期営業を中心に、レストランのメニュー開発、ペアリングイベント、ケータリングなどを行う。飲食シーンに閉じないドリンクの新たな展開を、多様なブランド、企業とともに目論む。
最新のイベント情報などはInstagramにて更新。
Instagram: @bar_straw
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