TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
LIFESTYLE

【#2】推しが今日も可愛い

2022.06.29(Wed)

 こんにちは! 第2回目、阿寒湖温泉街の中に住む動物達をご紹介! する予定でしたが、写真を選ぶのに整理している間に私の大好きな鹿への愛が溢れてきたので内容を変更してただただかわいい推しを貼ろうと思います。

 阿寒湖温泉街では多くのエゾシカが生活しています。夏の鹿は少数のグループで行動していたり、単独行動をしたり様々です。推し鹿は少なくとも5~10歳くらいの大きな個体で、とても貫禄があるので「おじいちゃん」と呼んでいます。

5月上旬のおじいちゃん。エゾシカの角は毎年生え変り、4月頃に古い角を落とす。写真は新しく生えてきた袋角。冬毛が少し抜け始めた。
6月上旬のおじいちゃん。夏毛に生え変わり爽やかに。袋角もムクムク伸びてきた。ペロッと舌を出している。かわいい。

 温泉街の中では観光客が接近しても、さほど逃げませんが、同じ個体でも森の中で出会うとかなり距離があっても逃げていきます。街中は安全だと理解しているのかもしれませんね。

6月下旬のおじいちゃん。一人でいることが多かったおじいちゃん、この頃から舎弟を連れ歩くようになる。かわいい。
8月中旬のおじいちゃん。可愛さが爆発している。まだ袋に包まれているが、角の形もほぼ完成している。

 8月頃事故か獣か、おじいちゃんの尻尾が千切れてぶら下がっていました。千切れた部分に蠅がたかり、このまま病気になり死んでしまうのではないだろうかと毎日心配していましたが、奇跡の回復。怪我をして直ぐはしょんぼりしていたおじいちゃんも、元気を取り戻し、ひと安心。

暑そうなおじいちゃん。阿寒湖でカヌーに乗っていると、お腹の高さまで水に浸かってご飯を食べている姿をよく見かける。
9月中旬のおじいちゃん。袋が剥けビロビロにぶら下がっている。いつもカメラ目線ありがとう。
10月のおじいちゃん。
10月の舎弟。舎弟は阿寒湖住民の畑に侵入し、おしゃれなネットを巻く。「ネット君」として住民に親しまれる。

 10月下旬。夏の間は自由に放浪していた阿寒湖の鹿たちもハーレムを形成しはじめます。前年のおじいちゃんは奇形角(年を取ると奇形になりやすい)のせいか独り身でしたが、去年はとても美しい枝角に仕上がりハーレムを獲得していました。雌鹿たちに囲まれる姿を見れて私も嬉しい。冬になると阿寒湖温泉街を離れ、餌の多い阿寒湖西~北の森へ移動していきます。

 推しメンおじいちゃんの他にも、阿寒ネイチャーセンターの周りにはいつもインコを狙って事務所の中まで入って来る猫や、私たちの遊ぶ林道に頻繁に糞をしてくる熊、放置されたプランターに砂浴びしに来る小鳥たちがいます。そしてきっと読者の皆さんの周りにも「いつもの奴ら」は必ずいると思います。名前を付けるようになると愛しさが増し、そっと見守るだけの楽しい推し活の始まりです。みなさんもぜひ周りを観察してみてくださいね!

おまけ

インコを狙って隙あらば事務所に入って来る猫。くじけることなく何度でも挑戦してくる。

プロフィール

菊地美姫(阿寒ネイチャーセンター)

きくち・みき | 阿寒湖、オンネトーを中心にした道東方面でカヌーツアーやトレッキングツアーなどの企画、運営を行う阿寒ネイチャーセンターに勤めて2年目。Twitterで日々の阿寒ネイチャーセンターを発信している。インコときのこと森が大好き。

Twitter
https://twitter.com/Akan_Nature

Official Website
http://www.akan.co.jp
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