カルチャー

沖縄ドライブを楽しむ人のために、このプレイリストを贈る。

“GO-PACHI” DRIVE PLAYLIST in OKINAWA

2022年6月11日

photo: Naoto Date
edit: Calpiss

 6月9日発売のPOPEYE本誌『僕の沖縄地図』は、もう見ていただけただろうか? まだ読んでいなくても、この夏には沖縄に旅行に行きたいと計画をしている人は少なくないはずだ。そしてせっかく行くなら、歩いて回れる那覇での滞在で終わるのはもったいないので、おそらく読谷とか、北谷とか、さらなる冒険心からやんばるの大自然を目指すという人もいるかもしれない。そうなるとレンタカーは必須になる。車で本島を北上するとすぐに気づくのが、ずーっと同じ、「国道58号線」を走ることになる。通称ゴーパチといって、地元の人の通勤路でもある。朝と夕方には恒例の渋滞につかまる。はじめての景色は見飽きないけれど、こんなときにいい音楽が流れていたら最高なのに……。そんなみなさんの近未来の気持ちに応えようと、沖縄在住のDJ HIKARUさんが58ドライブのためのプレイリストを作ってくれた。どんな人なのかは、下記のちょっと長めの、いやかなり長めのプロフィールをチェックしてほしい! 

プロフィール

HIKARU (Blast Head)

日本中のおもしろパーティをトビ廻るDJ。高円寺の人間交差点こと〈GRASSROOTS〉のハコ番を経て、20101月に沖縄へ移住。大規模な野外フェスティバルや、大バコで海外アーティストのサポートからアンダーグラウンド・パーティーまで、どんな現場でもこなしてしまうパーティ・シーンから厚く信頼されるDJだ。ダブ、レゲエ、ヒップホップ、ソウル、ファンク、ディスコ、ブレイクビーツ、ハウス、テクノ、ジャズ、ロック、アンビエント、様々なワールド・ミュージック等々、「フリー・フォームを超えたフリー・フォーム」と云われるほどの自由な在り方で、古今東西縦横無尽にジャンルを超えてオール・ミックス。独自の解釈でいとも自然に混ぜ合わせ、聴く者を 引き込んで行ってしまう彼のプレイは誰にも真似出来ない。当然その音楽性は浅く広い訳ではなく、「深く広い」。また、1997年よりDr.TETSUとのユニット、「BLAST HEAD」としても活躍。1999年から2000年までに1st/2ndアルバムをリリースし、CHARI CHARIやボアダムスのEYE等に絶賛される。2001年に彼等自身でfree handレーベルを立ち上げ渾身の傑作3rdアルバム「head music」をリリース。ジャンルを飛び越えたまさしくフリーな音楽観溢れるヴァイブを放つマスターピースとして広くシーンに浸透し、CHARI CHARICALMのコンパイルCDにもライセンスされた。続く2002年にリリースされた4thアルバム「Landscape」で、さらに自由度の高い音楽性を提示。更なる広い音楽ファンを魅了する。2004年にはUAのアルバム「SUN」で3曲プロデュースや、光はREBEL FAMILIAREMIXRIBERTHのミックスCD等を手掛ける。そして2007年に5年ぶりのアルバム「Outdoor」をリリース。200985日には、結成12年にして快進の6枚目となるフル・アムバム「NU ISLAND」をリリース。多数のDJやクリエイター、パーティー・フリーク、クラブ・ミュージック・ファン達に厚い信頼得て認知される。2012年には公式DJミックス作品「HIGH PSY」が何と世界リリース、2013年には日本の音源を使用した「COUNTRY OF ORIGIN: JAPAN」、2014年にLIVE MIXLife Style Dub」、2015年にはTHA BLUE HERBのフロントマンとして活動してきたtha BOSSの客演集DJミックス作品「BORDERS」、KENICHI YANAIとのプロジェクトHIKARU meets KENICHI YANAIのアルバム「EASY LISTENING?」のリリース、三宅洋平主催のHAISAI RECORDSから「OKINAWA ZANPAJAM MIX」、2016Ragtime」、「OK? Tropical Ghetto dub -FOR ARIWA-」、2017年「from 浮島$treet$」、2018年初の「光がらむ」名義での「78:58 – way of love –」、波の上MUSICが始めるMIX CDシリーズの第1弾「ミナミナミ」vol.1として「DJ HIKARU/2young 2die」、20211月がらむまさらレーベルより「がらむまさら」を、そして20211010日にとうとう「がらむSUPER& 「まさらNATURAL」の2枚組のNEW MIX CDをリリースと精力的に活動を続けている。

 そんなわけでもし沖縄旅行が実現したら、沖縄の国道58号線、ゴーパチをこのプレイリストとともに走ってみてほしい。楽しいだけじゃなくて、沖縄の歴史やアーテイストが歌に込めた想いも一緒に聴こえてくるはずだ。