LIFESTYLE

僕の車。/VOLKSWAGEN GOLF7 2013・FIAT PANDA 2002

2022.05.26(Thu)

photo: Naoto Date(FIAT PANDA) , Yutaro Tagawa(VOLKSWAGEN GOLF7)
text: Shintaro Kawabe
2022年6月 902号初出

ゴルフとパンダ。
VOLKSWAGEN GOLF7 2013
FIAT PANDA 2002

 そう思わずセットで呼びたくなるのは、この2つの車こそ、東京に住む僕らのベーシックカーと呼ぶにふさわしいと思うから。ともに自動車大国ドイツとイタリアを代表する大衆車ゆえ、ビルの合間をスイスイ運転できるコンパクトな乗り味も、欧州車らしく品行方正で洒落たデザインも、都市生活には必要十分。エポックメイキングなデザインの初代パンダでサーキットに通う日比さんのように、初期モデルを自分らしく乗りこなす手もあれば、日常の道具としての使い心地にこだわって、現行に近い第7世代のゴルフで愛犬と出かける依田さんのような選択も。デザインで選ぶも機能で選ぶもスタイル次第。まずはこの2台を基準に車を選ぶのも悪くないかもね。

VOLKSWAGEN GOLF7 2013

「車も洋服と同様、サイズ感が大切。僕のように身長が高くない人にはコンパクトな車が似合うと思うんです」。そう話す〈カップアンドコーン〉の依田さんの選択は、最新型のひとつ手前。初代誕生から約40年後に生まれたゴルフ7。そもそも実家の車だったゴルフ2を考えていたが、「愛犬と妻と乗る“家族車”としての使い勝手で見れば、ほぼ現行のこのモデルが最適かなと」。利便性は現行とさほど変わらず価格は手頃。ゴルフ2から形は丸く、顔立ちも精悍に変わったが、乗り心地や静粛性はぐんとアップした。「後部座席は愛犬の特等席。汚されることや故障のリスクも気にせず、運転初心者の僕も快適に動かせる。今は愛犬との旅行が楽しくて仕方ないんです」

OWNER
依田 亮/36
〈カップアンドコーン〉デザイナー

FIAT PANDA 2002

 名匠ジウジアーロをして1980年の発表当時、最高傑作と言わしめた初代パンダは、平らな板ガラスや直線的なボディといったスクエアデザインが今見ても都会的で超クール! 現行車はイタリアで年間10万台以上売れる人気者で、現在は5ドアの丸いフォルムだが日比さんの初代は3ドア。しかもこのアズールカラー、イタリアでも希少なカレッジというラインの限定色なのだ。出合いは一昨年、蒲田の中古車屋『バーンガレージ』で。「前の持ち主がサーキット用に足回りをチューニングしていて、僕もレースに参加するようになりました。この車に乗る人は穏やかな人が多くて、パンダが集まるイベントは居心地がいいんです」。人も車に似るってことかな。

OWNER
日比豊人/22
会社員

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