円、棒、面。多様な幾何形態が、重力を感じさせない不思議なバランスで構成された作品が印象的なアーティスト、カワイハルナさんの個展が開催中。パステルカラーの構成物がそれぞれを支え合い、一つの画面の中で均衡を保っている。シンプルで調和的な世界なのに、要素が一つでもずれたら歯車が乱れて壊れてしまいそうな優しい緊張感。彼女の心を揺さぶるようなアートワークをじっくりと観ることのできる貴重な機会だ。紙をベースに引っ掛け固定した新作シリーズ「Fixed paper」も公開されるみたいだから、お見逃しなく!
インフォメーション
留める形
会場:hitoto(大阪市北区天神橋5-7-12 天五共栄ビル301)
会期:2025年7月12日(土)〜8月2日(土)
時間:13:00〜19:00
休み:火、水
Official Website
https://hitoto.info/tomeru/
Instagram
https://www.instagram.com/hitoto_ten5/
23:00〜NHK総合『フロンティアで会いましょう!』を見る。
いよいよ今シーズン最終回。火星にまつわる最前線を届ける「さらば地球!ヒトは火星に住めるのか!?」を放送。
『海賊のフィアンセ』を観る。
知る人ぞ知る異端の映画監督、ネリー・カプランが1969年に発表した作品だ。舞台は架空の村テリエ。そのはずれで母と暮らすマリーは、不法滞在者であるがゆえに、他の村人たちからつまはじきにされている。母が...
『THE END(ジ・エンド)』を観る。
ポストアポカリプス的な状況下の地球において、地下シェルターで贅沢に暮らす富裕層一家とその仲間たちのお話だ。しかし、広大な塩抗の中に設られた彼らの家はハリボテめいていて、そこで営まれる装われた普通の暮...
『ジェイ・ケリー』を観る。
年末の恒例行事となりつつある、バームバック監督作のネトフリ独占配信(とはいえ、数えてみると2、3年に1本のペースだったが)。今年、その主役を務めるのは、ジョージ・クルーニーだ。クルーニー演じるジェイ...
『ネクロポリティクス 死の政治学』を読む。
平和の象徴と目されもする民主主義は、同時に分断を生み、虐げられた者たちを死に至らしめる暴力装置として、要するにネクロポリティクスとしても機能してきたし、今もしている。黒人差別やガザの現状を鑑みれば自...