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2023年04月07日(金)


MOVIE

『ゴールデン・エイティーズ』シャンタル・アケルマン(監)を観る。

© Jean Ber – Fonda&on Chantal Akerman

昨年好評を博したシャンタル・アケルマン映画祭が今年も開催! ラインナップを眺めてみれば、『ゴールデン・エイティーズ』があるじゃないか。パリのブティック街を舞台に、愛に生きる女性たちの姿をカラフルかつプレイフルに描いたミュージカル映画で、『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス湖畔通り23番地』のストイックさをアケルマンの作家性と思い込んでいる向きはびっくり仰天するだろう。まぁ、かつての日本ではこれしかレンタルできなかったから(しかも、VHSのみ!)、アケルマン=『ゴールデン・エイティーズ』という間違った理解がなくもなかったのだが。ともかく、彼女の作品が多く観られるようになった今こそ再発見されるべき異色作。4月7日から始まる『シャンタル・アケルマン映画祭2023』内で上映。

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TV & RADIO

19:25〜テレビ東京『ヤギと大悟』を見る。

ヤギが主役の旅番組がレギュラー化!茨城県笠間市を雑草モグモグ旅。
イチゴ狩りに中学生と野球まで!ゲスト:江口のりこ&NCT127・ユウタ。

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TV & RADIO

22:45〜NHK総合『ドキュメント72時間「いとしのドールに見つめられて」』を見る。

今や100億円もの市場規模があるという人形の世界に密着。

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MUSIC

本日のBGM


BOOK

『その輝きを僕は知らない』を読む。

『その輝きを僕は知らない』
ブランドン テイラー(著)、関麻衣子(訳)

1989年生まれの作家によるデビュー作。主人公は名門大学で生物化学の博士課程を目指す院生のウォレスだ。南部出身の黒人でゲイでもある彼の人生が、ある夏、白人の同級生と出会ったことをきっかけに動き出す。映画『君の名前で僕を呼んで』を彷彿とさせるこのエモい青春小説は、ラッパーのキッド・カディが映画化を進めているという噂。ぜひ実現しますように。¥3,630/早川書房


ART

IMAGRATION@Gallery COMMON x Each Modern

Felix Treadwell, Mausoleum Wanderer, 2022, Acrylic on canvas, 190 x 165 cm. Courtesy of Each Modern and Gallery COMMON.

表参道に居を構えるギャラリー・Gallery COMMONにて、台湾のギャラリー・Each Modernとの協働による展覧会「IMAGRATION」が開催される。この展覧会は東京と台北の2つの場所で開催される交流展となっていて、それぞれのギャラリーがキュレーションした現代アーティストによる作品が展示されている。Gallery COMMONではLan Chung-Hsuanのキュレーションによって原宿の「リミックス」文化からインスピレーションを得た展示となっており、5人のアーティスト(チャン・ティントン、アントン・ケンスト、フェリックス・トレッドウェル、ツェン・チェンイン、ウー・メイチー)が紹介されている。台北のEach Modernでは4月6日から開催予定で、Gallery COMMONのキュレーションによる5人の日本人アーティスト(IKEUCHI、西祐佳里、多田圭佑、Shohei Takasaki、山本和真)の展覧会が開催される。文化の垣根を越えたコラボレーションを見逃すな!

Gallery COMMON x Each Modern「IMAGRATION」
会期:2023年3月25日(土)~4月23日(日)
時間::12:00-19:00 (水~日) *月、火 休廊

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ART

「アルベルト・ジャコメッティ」展 @エスパス ルイ・ヴィトン大阪

ALBERTO GIACOMETTI, GRANDE FEMME Il, 1960 
© Succession Alberto Giacometti/Adagp, Paris 2022. 
© Fondation Louis Vuitton/Marc Domage
Fondation Louis Vuitton, Paris 

アルベルト・ジャコメッティ(1901〜1966)は、彫刻家ながら過去にはスイス・フランの紙幣にも描かれ、もはや”偉人”といっても差し支えない存在だ。ヒョロっとした人体の造形が特徴的で、実際に鑑賞すると、人間そのものに向き合ったストイックな表現に圧倒されること間違いなし。今にも折れそうなほど細い”線”から、生々しく強い生命力を感じられるのが不思議だ。しかし、ジャコメッティ本人はあくまで自分が「見えた」世界を再現しているんだとか。その姿勢は実存主義で有名な哲学者・ジャン=ポール・サルトル(1905〜1980)も絶賛するところだ。ともかく、まずは会場でじっくり見てほしい。極度に削ぎ落とされたその彫刻からは、作品を形容する言葉すらも邪魔になるほどのパワーが放たれているのだ!

インフォメーション

「アルベルト・ジャコメッティ」展

会場:エスパス ルイ・ヴィトン大阪
会期:2023年2月23日(木)~2023年6月25日(日)
時間:12:00〜20:00
休み:ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋に準ずる。
料金:無料

アクセス

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