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『善き男の10日間』ウルチ・バイラクタル(監)をマイリストに登録。

どこにでもいる普通の男が、ある日を境にアンチヒーローになっていく。そんな物語を通して追求されるのは、善人とは何か? 男が善人から悪人へ、悪人から無関心な人へと変わるにつれ、彼と関わる者たちも翻弄され、誰もがかつての無害だった自分を失っていく。これは、人間の根源に肉薄するある種の恐怖映画だ。2月10日よりNetflixで独占配信。
『MY NIPPON SURFING SOUNDS』 を読む。

トロピカル松村(著)
POPEYEウェブでもお馴染みのトロ松ことトロピカル松村さんが、自身初となる著書をリリース! 70年代後半から80年代前半のサーフィンブーム期に日本で生まれた、知られざるサーフサウンドがたっぷりと紹介される。いなせなジャケット写真を眺めているだけでも楽しく、特にブルート・イースト・ファミリーの『ヘイ! ミス・グッフィ』がヤバい。¥3,080/銀河出版
赤瀬川原平 写真展 「日常に散らばった芸術の微粒子」@ SCAI PIRAMIDE

Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE
赤瀬川原平といえばハイレッド・センターや路上観察学会など、活動は多岐に渡り、日本の現代美術シーンだけに収まらない活躍をみせたアーティストだ。そんな氏の自宅に残されている未発表の写真というパーソナルなものの中から、伊藤 存、風間サチコ、鈴木康広、中村裕太、蓮沼執太、毛利悠子といった豪華6名のアーティストたちが選んだ約120点を紹介。赤瀬川原平独自の視点と、それを選んだアーティストの視点を二重に楽しめる展示となっている。「日常に散らばった芸術の微粒子」という赤瀬川の活動を象徴するかのような素敵なタイトルだけでも足を運びたくなる!
会期:2023年1月26日(木)〜 3月25日(土)
会場:SCAI PIRAMIDE
時間:12:00〜18:00
休み:日、月、火、水、祝日
料金:無料
井上亜美「The Garden」 @ 京都芸術センター

竪穴式住居からマンションまで、人間が生活し暮らすために住まいは変化してきた。文明は利便性や快適さを求めて発達してきたわけだから、そう考えると、本展のテーマである「庭」は現代社会において非合理的な存在かもしれない。しかしながら自然と人工の境目にあるような庭という存在が今に至るまで失われずにいるのも、合理性や意味を超えたなにかがあるはずだ。アーティストの井上亜美はこれまで狩猟や養蜂を通して、人間と生物が生きる環境へと目を向けた制作活動をおこなってきた。本展では過去作品に加え、作家自身のアトリエの庭の細かな観察から日々生まれてきた新作を展示する。その小さな世界の大きな広がりを感じ取ろう!
会期:2023年1月7日(土)– 2月12日(日)
会場:京都芸術センター
時間:10:00〜20:00
休み:無休
料金:無料
SHIMURAbros「見かけの虹- Specious Rainbow」@東京画廊+BTAP

Photo by Kei Okano. Courtesy of the artist and Tokyo Gallery+BTAP.
SHIMURAbrosはその名前の通り、ユカとケンタロウによる姉弟ユニット。映画を中心とする表象の問題を追求しつつ制作を行い、近年は活動の場をさらに広げ、オラファー・エリアソンのスタジオに研究員として在籍し活動をしている。光学ガラスを用いて映画の一光景を切り取った<Trace Sky>シリーズから、本展では表現をさらに発展させた最新作が展示される。映画という文明のまなざしと私たちの身体的なまなざしが交差し、スペクタクルな視覚体験がもたらされている!
会期:2023年1月14日(土)〜2月18日(土)
会場:東京画廊+BTAP
時間:12:00~18:00
休み:日、月、祝日
料金:無料