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2022年11月13日(日)


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15:30〜NHK BSプレミアム『英雄たちの選択 スペシャル 「プロが選ぶ“最強”の戦国武将」』を見る。

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EVENT

今日は「うるしの日」

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二十歳のとき、何をしていたか?/堀道広

ART

伊藤道史「私であることの試み/CONATUS」 @NEORT++

デジタルアート専門の展示空間、NEORT++が今年4月、馬喰町にオープン。伊藤道史による本展覧会では、会場に設置されたベッドに横たわり、VRヘッドセットを装着することでドキュメンタリー映像を体験できる。筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患う人物へのインタビュー作品や、VR睡眠についての思索など複数の主題によって構成。VRによって「もしかしたらあり得たかもしれない世界」を体験することで、当たり前の価値観を揺さぶられるはず!

会場:NEORT++
会期:開催中〜2022年11月13日(日)
時間:14:00〜19:00
休み:月、火、祝日
料金:無料

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MOVIE

『ドント・ウォーリー・ダーリン』 オリヴィア・ワイルド(監)を観る。

(C)2022 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

青春映画の新しいマスターピース『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のオリヴィア・ワイルドによる待望の長編監督第二作なのだが、これは驚いた。なんせ50年代と思しきアメリカ西海岸の街を舞台に、夫ジャックと何も不自由のない暮らしを営むアリスが、この街の秘密を知ってしまうというスリラーなんだから(コメディアンのリチャード・アイオアディが青春映画『サブマリン』の後にスリラー『嗤う分身』を撮ったのを思い出した)。ただし、そこは物語には社会が押し付ける女性の役割分担への批判も織り込まれている。さすがオリヴィア! 11月11日より公開。

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BOOK

『黒人音楽史 奇想の宇宙』を読む。

『黒人音楽史 奇想の宇宙』
後藤護(著)

新世代の知の巨人による新著のテーマは、タイトルからもわかるように黒人音楽の歴史。奴隷制時代から現代に至るまでのその精神史を、お馴染みの博識を通して描出しているのだが、知らない固有名詞の波状攻撃に嬉しくなる。と同時に、黒人差別への抵抗は、音楽を通して表現されてきたのだということもよくわかる。必読。¥2,750/中央公論新社


ART

Waku「Afterimage」@Gallery COMMON

アーティストのWakuが新作を展示した個展「Afterimage」を開催。今までは「形に一定の意味があることへの違和感」から、ネオンサインを抽象化して光のみを取り出すといった、純粋なネオンそのものを追求していたWaku。今回の展示においては、そういった抽象化の作業から一転、ネオンサインに宿る、抽象化しても消えない強固な記号性に着目して作品を制作。アンディー・ウォーホルやジェニー・ホルツァーらがブロードウェイ広告や電光掲示板といった記号に消費社会の啓示的役割を見出したように、ネオンサインもまたその造形以上のメッセージ性を孕んでいるのだ。鑑賞しながら「これってもしかして”あれ”じゃない?」って思うはずだが、ただの形にそう思うこと自体がちょっとした異常事態ってわけだ。キャッチーな作品なのに、我々の無意識レベルの、オートマチックな認知システムを炙り出されるかのようなハッとさせられる展示だ。

会場:Gallery COMMON
会期:2022年10月15日(土)~2022年11月13日(日)
時間:12:00 〜 19:00
休み:月・火曜日
料金:無料

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