『ヒッピーのはじまり』

ヘレン・S・ペリー(著) 阿部大樹(訳)
1960年代後半にアメリカの西海岸で産声を上げたヒッピー・ムーブメント。本書は、黎明期よりその渦中にいた人類学者による観察記だ。今やヒッピーと言えば、LSD大好きで菜食主義者、みたいな画一的なイメージに還元されがちだけど、もともとは一筋縄ではいかない多様性があったんだなぁ。ということがよくわかる。¥2,970/作品社
『コンティニュー』ジョー・カーナハン(監)

開始早々、寝ている筋肉ムキムキの主人公ロイは、謎の刺客に襲いかかられる。なんとか撃退するも、畳み掛けるようにいろんな奴から波状攻撃を受ける彼は、どうやら同じ1日を繰り返し生きているらしい。ド派手なアクションがてんこ盛りで満足至福。ラスボスがメル・ギブソンだったり脇を固めるキャストが豪華なのだが、個人的にはくのいち的な暗殺者“観音”が気になった。6月4日より全国公開。
ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展「ストーリーはいつも不完全……」「色を想像する」@ 東京オペラシティ アートギャラリー

イギリスを拠点に活動し、国際的な注目を集めるライアン・ガンダーが手掛ける『東京オペラシティアートギャラリー』での収蔵品展。収蔵品は故寺田小太郎氏によるプライベート・アイ・コレクションであり、ガンダー×寺田小太郎の一対一の会話といえる展覧会。