『コンティニュー』ジョー・カーナハン(監)

開始早々、寝ている筋肉ムキムキの主人公ロイは、謎の刺客に襲いかかられる。なんとか撃退するも、畳み掛けるようにいろんな奴から波状攻撃を受ける彼は、どうやら同じ1日を繰り返し生きているらしい。ド派手なアクションがてんこ盛りで満足至福。ラスボスがメル・ギブソンだったり脇を固めるキャストが豪華なのだが、個人的にはくのいち的な暗殺者“観音”が気になった。6月4日より全国公開。
『ブリーディング・エッジ』

トマス・ピンチョン(著) 佐藤良明、栩木玲子(訳)
ポール・トーマス・アンダーソン監督によって映画化された『LAヴァイス』(映画のタイトルは『インヒアレント・ヴァイス』)の原作者、トマス・ピンチョンの最新作。テーマは9.11同時多発テロだ。ITバブルは弾けた新世紀のNYで、巨大な陰謀に巻き込まれる元不正検査士の女性の姿が描かれる。ヒトラーが使ったひげ剃り後ローションに執着する男を始め、今回もピンチョンらしい変な奴らが大集合。¥4,510/新潮社
ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展「ストーリーはいつも不完全……」「色を想像する」@ 東京オペラシティ アートギャラリー

イギリスを拠点に活動し、国際的な注目を集めるライアン・ガンダーが手掛ける『東京オペラシティアートギャラリー』での収蔵品展。収蔵品は故寺田小太郎氏によるプライベート・アイ・コレクションであり、ガンダー×寺田小太郎の一対一の会話といえる展覧会。