『パンデミック2 COVID-19と失われた時』

新型コロナウイルス禍、ブラック・ライヴズ・マター、アメリカ大統領選のゴタゴタ……。未曾有の事態が波状攻撃のごとく連発した2020年春から秋にかけての情勢を、哲学界のロック・スターが、精神分析学とポップカルチャーを武器に舌鋒鋭く分析。¥1,800/Pヴァイン
『ロード・オブ・カオス』ジョナス・アカーランド(監)

“ブラックメタル”の創始者的バンド、メイヘムの血塗られた青春を、史実に基づきながら描く。最初は面白半分だった悪魔崇拝が、度胸試し的に教会を放火したあたりから、後戻りできないとことまでいってしまう。なんかトランプを支持する陰謀論者に見えなくもない。そんな彼らだけど、親とは仲良しってことが強調されるのは興味深かった。3月26日公開。
Boys, Girls and Cats @XYZcollective

長谷川友香の個展が「XYZcollective」にて開催。本展では、大衆が愛する”merchandise”をモチーフとして、独自の視点とユーモアや皮肉を交え、作品として新たな価値観をアウトプットする。
平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ) 1989-2019 @京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」

美術評論家の椹木野衣を企画・監修に迎え、独自の視点で選定したアーティストたちによる集合的活動にフォーカスした平成年間(1989–2019年)の美術を振り返る展覧会を開催。
澤田知子 狐の嫁いり@東京都写真美術館

“内面と外見の関係”という普遍的なテーマを問い続け、自らの姿や顔を被写体にし、ポートレイトの手法を軸に作品を制作してきた澤田知子の大規模個展が東京都写真美術館にて開催。
3.11とアーティスト:10年目の想像@水戸芸術館現代美術ギャラリー

©Komori Haruka + Seo Natsumi
東日本大震災から10年となる2021年3月。当時、臨時の避難所にもなった本館では「想像力の喚起」という芸術の本質に着目し、”もはや「過去」”となりつつある厄災と今をつなぎ直そうとする作品群を紹介する。