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出張編集部、新潟市へショートトリップ。

2022.02.14(Mon)

photo: Hiroshi Nakamura
text: Toromatsu

 日ごろからさりげなく古本や古物収集で競い合っているPOPEYE Web編集部。“いつもと違うところに堀りに行って、見つけたものを読者にプレゼントしてはどうだろう”と冬の新潟市へ! 新潟には金物や漆器など、工芸品がいくつもあるし、何より『ドカベン』の水島新司に、赤塚不二夫、高橋留美子など多くの漫画家が暮らした地。文化人も慣れ親しんだ寒空のもと古書店巡りなんてのもいいじゃないか。

 東京駅から新幹線一本でしかも片道約1万円。車中から見る銀世界に“重装備で来てよかった”と胸をなでおろしたのも束の間、すぐに到着した新潟駅はまさかの雪ひとつない普通の街景色だった!(笑) 駅直結のレンタカーを借りて、車を走らせる出張編集部も「なんだかいつもの東京のようだね」と談笑。交通信号機が縦向き(雪を積もらせないため)だったりはするけど、特に旅っぽさを感じることもないまま、駅から10分ほどで目的の店『古本もやい』に到着した。

 趣味・興味の異なる3名で金・土・日のみ営業しているという他ではなかなかお目にかかれないスタイルのこのお店。服飾、音楽、芸術、料理、詩集などの絶版本が小さな店内にぎっしりと並び、しかも各分野の中でも特にエッジィでハイセンスな人たちが手掛けてきたであろうものばかりが見事にセレクトされていて目移りが半端じゃない。

 悩みに悩んだ末、河井継之助の実像に迫った名著や、ギンズバーグの詩集、画家・澤田重隆による魚の本なんかを購入。本棚を見るに、店は音楽知識にも相当長けているように思えて、店内で静かに流れている曲が何なのかをスタッフに問うと「15世紀の音楽なんです」と返答が返ってきた! 最近読んでおもしろかった本も訪ねると「オランダ語の会話集と、ハンガリーの料理本」と言うからレベルの高さに脱帽……ここは、自分の知見を広げてくれること間違いなしだった。

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古本もやい

新潟で本の製作や販売をおこなう人たちが、古書店『FISHON』の倉庫を活用して手掛けた店舗。文学や、怪奇、ホラー漫画なども扱っていて、とにかく幅広く感度の高いもののみを収集!◎新潟県新潟市中央区蒲原町1-23 furuhonmoyai@gmail.com


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https://furuhonmoyai.wixsite.com/moyai

 古書店を巡るうえでもう一軒立ち寄りたかったのが、市街地から少し離れたところにある、詩を主に扱う『古本詩人ゆよん堂』。大正から昭和初期の詩集に加え、店主の山田正史さんが元バンドマンだったゆえにアーティストの自伝なんかも扱っていて、地元の詩人が書いた一節や、新潟の作家のアートが見られたりするのもここならでは。立原道造や、金子光晴など、戦前でも読みやすい詩集を上手に紹介してくれるから必ず良い詩に出会えるし、ここで山田さんがお客さんから好きな詩を書き留めてもらって作っている作品『詩集U』を読んだりできるのも楽しみのひとつ。

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古本詩人ゆよん堂

詩について談笑しながらチャイも飲めるアットホームな古書店。シンガーソングライターの店主が、若い表現者たちの創作に活かせるアイディアを与えたいと詩集以外にも様々扱う。◎新潟県新潟市西区内野山手2-17-1 ☎080-5456-3019


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https://yuyondo.thebase.in/

 古本探しもほどほどに、新潟市は古くから港が開かれていた水陸の要衝。水の都と呼ばれているだけにやはり米と魚を食しておきたい。古着屋が並ぶ古町通り、ドカベンの銅像がいくつも見られる水島新司まんがストリートを通り抜け、食料品や日用品を取り扱う商店が立ち並ぶ本町通りに。魚屋がひとつ屋根の下に集結した『青海ショッピングセンター』などでは、地元民が明るい時間から日本酒をひっかけゴキゲンな様子。

 そんな中で向かったのは、やはりお寿司。その日にとれた魚をその日のうちに加工する店や、支那そばの人気店など計38店舗が160m間に揃う『にいがた人情横丁』には、市内の高級寿司店『港すし本店』が昼時のみ営業しているコスパがいいと評判の『港すし市場店』があるのだ。

 寿司10巻にお味噌汁がついて1600円のランチを注文。醤油が寿司全体にかかっていて、出てきたものを醤油につける手間なくそのまま口に入れられるのも新鮮。本店の板前が日替わりで出張に来ているらしく、そんな板前さんの仕事を目の前にすると、遅ればせながら一気に新潟に来ている実感が湧き出てきた!

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港すし 市場店

1933年から古町にある名店『港すし』が、店の原点ともいえる屋台風のお店をと、誰でも気兼ねなく入れるスタイルの系列店をオープン。リーズナブルなお寿司のランチが最大のウリ。◎新潟県新潟市中央区東堀前通5  ☎025-222-3710


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https://3710-sushi.com/

 DIG旅はこれから。なぜならここまで自分たちのモノばかりで、まだ読者プレゼントを買えていないから(笑)。“新潟県の観光と物産のプレゼンテーション施設”と銘打った『新潟ふるさと村』へ。お土産を土産物屋で買うなんてちょっと安直すぎる気がするけど、そういうわけじゃない。実はここには地元でも意外と知られていない、バブル期から今もなお日本で唯一製造を続ける木工デコイ(模型の鳥)のメーカー、〈坪源〉の特設ブースが設置されていると聞いてやってきた。

 バザール館に集められた特産品を横目に、奥の工芸品コーナーに直行。なんとその当時にデコイ作りを始めた張本人である御年84歳の栗山茂さんが自ら立って接客をしていた! 今は製造を継承者である息子に手伝ってもらいながら、栗山さんはほぼ毎日ここに立っているのだそう。〈坪源〉のルーツである墨壺と呼ばれる大工道具や、疫病封じの妖怪アマビエなどの木工が並ぶなか、発見したのは紺の色彩が美しいアメリカのアンティーク品のようなデコイ。「過去に製作したもので、油絵を描く妻が模様をつけている」というから即決! 無事に読者プレゼントを確保することができた(もちろん自分たちのものも)。

 

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新潟ふるさと村

雪暮らしが体感できるアピール館、物産のバザール館、花畑などアミューズメント施設のような県下最大級の道の駅! 木工工房の坪源ブースはバザール館奥の工芸品コーナーに設置。◎新潟市西区山田2307 ☎025-230-3000


HP(新潟ふるさと村)
http://furusatomura.pref.niigata.jp/

HP(坪源)
https://www.ginzado.ne.jp/~tsubogen/

 古本にお寿司、工芸品と十分新潟を堪能したけど、洋食発祥のレストラン『マルコポーロ』のあるホテル『イタリア軒』も忘れずに訪れておきたい。ホテルとレストランは、今から約150年前に新潟港にやってきたフランスのサーカス団のひとりが、この地に残って創ったレストラン『イタリア軒』がルーツ。

『マルコポーロ』にはそんな当時のメニュー表や、店内の写真が。しかもレストランに限らずホテルのいたるところに、日本に持ち込まれた洋食器、創始者の写真なども展示されているから、ここに来ることで図らずも真に水の都といわれた由縁を感じることができる。

 回りくどくなったがかつてはそのイタリア人によって提供された新潟最古のカレーライスや、日本で初めて出されたというミートソースのスパゲティは一度食べておくに限る。ヨーロッパのビストロ風の店内で出される感じもまた良い。

 旧館から設置されていたという大きなステンドグラスをレストランで見たうえでホテルをぐるりと一周すると、他にも往年のステンドグラスやシャンデリアがたくさん目に留まる。宿泊もシングルで一泊1万円からと比較的泊まりやすい価格帯なので、ホテルに迷ったなら、ぜひ新潟の昔を知りにここを使ってほしい。

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イタリア軒

150年前に日本にやってきたイタリア人が建てた洋食店をルーツに持つ、明治7年創業の老舗ホテル。繁華街もすぐ近くで、2015年にリニューアルされているから、宿泊も快適!◎新潟市中央区西堀通七番町1574番地 ☎025-224-5111


HP
https://www.italiaken.com/

 とことん堪能した新潟遠征。しかし、最後にもうひとつ読者にプレゼントをと、駅から徒歩一分の場所にある地酒の名店『錦屋酒店』まで。お決まりの日本酒、ではなく新潟のブドウから生まれたワインは、絵具の代わりに色紙を何万ピースにも切って貼るという手法で評価を受けている新潟の画家・深町めいしゅうのアートがパッケージになっている逸品。飲んでよし、瓶を置いているだけでもサマになる作品なのだ! とにもかくにも自分たちも好きなものを堀りに掘って、読者にも良いお土産を用意できたと大満足の出張編集部。次はどこに行こうかな。

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錦屋酒店

新潟駅万代口を出てすぐにあり、それなくしても立ち寄るべきなほど地酒に長けた老舗酒店。新潟の日本酒はもちろん、梅酒、焼酎、ワインなどもあって、特徴を丁寧に教えてくれる。◎新潟市中央区花園1-2-2 ガレッソ1F(ホテル東横イン)1階 ☎025-244-0342


HP
https://www.nishikiya-sake.com/

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