カルチャー
【#3】クリスマスの新しい在り方
2021年12月25日
text: Christmas company
edit: Toromatsu
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2021/12/0-9.jpg)
ツリーが輝く季節に寒さもより一層深まってきたが、このwebを読んでいる皆さんは、クリスマスの時をいかがお過ごしだろうか?
クリスマスカンパニーがオープンした時代の日本のクリスマスは宗教よりも国民的なイベントになりつつあり、家族はもちろん大勢でのパーティーや恋人と過ごすイメージが先行している時代だった。
2020年のクリスマスはちょっと違った。
大勢で集まることを避け、街へ繰り出すこともできなくなった。でもそんな制限下でも、やっぱりクリスマスはウキウキするようだ。みんなで集まれなくても、マスクをしていても、クリスマスがやってきた。
私たちはクリスマス男子と勝手に呼んでいるのだが、前回も書いた雑貨入り口から、少しステップアップ(?)した彼らを見ることが増えた。そこに偶然ある素敵な物を買うのでは無く、目的を持ってクリスマスを楽しむためのグッズを、探している。
集中してオーナメントを見ながら、手作りの際に生まれるほんの少しの違いで印象が変わることに気がつき、迷っている。昨年からツリーを飾りはじめたカップルは今年も来店し、ツリーに飾るためのリボンを、真剣な顔をして選ぶ。遠く離れた母親へのプレゼントとクリスマスカードを選び、店頭でクリスマスメッセージを書いている。
その、はにかんだ笑顔をみて、こちらが温かな気持ちになり、クリスマス専門店のスタッフとして最高の気分を味合わせてくれる。まるで、クリスマスプレゼントをもらった気分だ。
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私たちの目には、彼らが純粋にクリスマスを楽しんでいるように映る。誰もがサンタクロースを楽しみに待っていたこどもの頃のように、そんな気持ちに戻ったかのような。もっと自由なクリスマスの過ごし方でいいと思う。集う事が難しい今だからこそ、出来ることがたくさんある。
コンセプトに掲げずっと望んでいた、「クリスマスを楽しむ」ということを、若い世代の姿から、2021年のクリスマスに見る事ができそうだ。
プロフィール
クリスマスカンパニー
1985年に日本で初めてのクリスマス専門店としてオープン。「364日クリスマスイブ」をメインコンセプトに代官山で年中、世界中のクリスマスグッズを販売。◎東京都渋谷区猿楽町29-10 ヒルサイドテラスC-13 ☎03-3770-1224 11:00~19:00 不定休
HP
https://www.christmas-company.com/
Instagram
https://www.instagram.com/christmascompany364/?utm_medium=copy_link
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