カルチャー
ラブ・ストーリーは果たして、僕の恋の役に立つのだろうか。
How can a love story help my love life?
2021年12月14日

基礎の基礎とも言える“歩きながら話す”をマスターしたら、花束のひとつでも贈りたい。花を贈られて喜ばない女子はいないってよく聞くけど、渡すまでの道中が恥ずかしかったりするんだ。しかし、ジム・ジャームッシュ監督作『ブロークン・フラワーズ』を観たからもう安心だ。突如、差出人不明の手紙によって自分に19歳の息子がいると知らされた元モテ男の中年、ドンが数々の元カノを訪ね歩く本作で、彼はいつもピンクの花束を携えている。それぞれ微妙にタイプは違うのだが、最初に訪ねた元カノに贈るやつが妙にかっこいい。すべて同じ長さに切り揃えたピンクのバラのみを、花先までラッピングしたそれは、リボンや包装紙による大袈裟な演出もなければ、さまざまな色の花の入れすぎによるゴチャゴチャ感もない。要するにシックなのだ。こんな花束だったら、今すぐ贈りたい!

悠々自適の暮らしを送るドンの元にある日、差出人不明の手紙が届く。それによれば、自分には19歳になる息子がいるという。かくして、元カノを訪ね歩く旅が始まるのだった。 ©Everett Collection/Aflo

こんな花束を実際に作ってみたいと、千駄ヶ谷の『ヴェイン』でリクエスト。普段は1種類のバラで花束を作ることはほとんどないそうだけれど、お願いすると緑の包み紙まで再現してくれた。写真の花束で4000円程度。
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