カルチャー

特集「僕たちの好きな21世紀の映画 グレイテスト・ヒッツ。」

NO.944

僕たちの好きな21世紀の映画 グレイテスト・ヒッツ。

photo: Aflo

2025年11月7日

1年ぶりの映画特集は、2001年以降に生まれた作品に絞ってお届け。
‘70年代や‘80年代の名作以外にも、愛すべき映画はたくさんあるよね。この四半世紀に僕たちの目の前を通過した、アクションも恋愛ドラマもコメディも全部、この一冊を通じて、もう一度出合い直そう。いわばポパイが作った映画の「グレイテスト・ヒッツ盤」。

EWAN MCGREGOR, 2003 : BIG FISH (2003) EWAN MCGREGOR (Photo by AFLO) [0981]
Adrien Brody, 
2002 : 
Rising Hollwood actor Adrien Brody stars as 'Wladyslaw Szpilman' in Polanki's 'The Pianist' (2002). The film is based on a man who survives the destruction of the Warsaw ghetto and the concentration camps in WWII. 2002 
(Photo by Camera Press/AFLO) [2255]
Leonardo DiCaprio in CATCH ME IF YOU CAN, 2002, directed by STEVEN SPIELBERG. Copyright DREAMWORKS / COOPER, ANDREW. Credit: DREAMWORKS / COOPER, ANDREW / Album
JIM CARREY and KATE WINSLET in ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND, 2004, directed by MICHEL GONDRY. Copyright FOCUS FEATURES / LEE, DAVID. Credit: FOCUS FEATURES / LEE, DAVID / Album
ADAM SANDLER in PUNCH-DRUNK LOVE, 2002, directed by PAUL THOMAS ANDERSON. Copyright NEW LINE CINEMA. Credit: NEW LINE CINEMA / Album
TOM HANKS in THE TERMINAL, 2004, directed by STEVEN SPIELBERG. Copyright DREAMWORKS SKG/AMBLIN / MORTON, MERRICK. Credit: DREAMWORKS SKG/AMBLIN / MORTON, MERRICK / Album
LITTLE MISS SUNSHINE,Toni Collette, Steve Carell, Abigail Breslin, Alan Arkin, 2006. ©Fox Searchlight/courtesy Everett Collection
ALL ABOUT MY MOTHER, Cecelia Roth, 1999
MATT DILLON in FACTOTUM, 2005, directed by BENT HAMER. Copyright PICTUREHOUSE ENTERTAINMENT. Credit: PICTUREHOUSE ENTERTAINMENT / Album
Ramones in END OF THE CENTURY: THE STORY OF THE RAMONES, 2003 (END OF THE CENTURY), directed by JIM FIELDS and MICHAEL GRAMAGLIA. Copyright CHINAGRAPH. Credit: CHINAGRAPH / Album
Paz de la Huerta, 2009 : ENTER THE VOID, (aka SOUDAIN LE VIDE), Paz de la Huerta, 2009.
BORAT: CULTURAL LEARNINGS OF AMERICA FOR MAKE BENEFIT GLORIOUS NATION OF KAZAKHSTAN, Sacha Baron Cohen, 2006. TM & ©20th Century Fox. All rights reserved/courtesy Everett Collection

ここからは特集のダイジェストをどうぞ!

ポパイの21世紀映画200本。

まずは今世紀の映画史をポパイが独断と偏見で選んだ200作でプレイバック。
あったな〜とか、見逃してた! とか、25年間を振り返るつもりでどうぞ。

名作をコラージュしたイラストにも注目。全部わかる?

ウェス・アンダーソンの好きな21世紀の映画。

最新作『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』が公開中のウェス・アンダーソン監督が、ポパイ読者のためにメッセージを寄せてくれた。監督が愛する21世紀生まれの作品とは?

ウェスが選んだ映画は6本。ちょっと意外なセレクト、かも?

21世紀のマイ・ベスト・ムービー。

『国宝』が話題の李相日監督や、『ザ・スマッシング・マシーン』の日本公開が来年に控えるベニー・サフディ監督を筆頭に、43人の映画好きに、一番好きな今世紀の映画を聞きました。欲張ってベスト5まで教えてもらったので、全部で200作以上の名作がずらり。

自分のマイベストを想像しながら読んでみよう。

43人のベスト5、計215作品がラインナップ。

POPEYE MOVIE AWARD

こちらは、ポパイらしい視点で部門を作り、編集部スタッフが議論の末に勝手に受賞作を決めちゃおう! という企画。Tシャツ部門、スニーカー部門、笑える災難部門、犬部門、悪役部門、キス部門……etc。トロフィーの行方はいかに?

惜しくも受賞を逃したノミネート作品も是非チェックを。

どうしてクリストファー・ノーランが好きなんだろう?

21世紀らしい映画って何だろう。少し考えて、最初に浮かんだのがこの顔だった。
新作『オデュッセイア』の公開も控える名匠の魅力を大解剖。

脚本家、映画監督の川村元気さんがノーランの魅力を全解説。

映画人の21世紀。

“ウィアード・ジャパニーズ・ムービー”の鬼才として世界的な評価を受ける三池崇史監督と、現代ポルトガル映画を牽引し、現在、東京都写真美術館で個展が開催中のペドロ・コスタ監督。2人の映画監督が作り手の視点で振り返る21世紀。

超多作で知られる三池監督。

展示は12月7日まで開催中。

あの頃、ミニシアターで。with 三宅唱

本誌連載「POP-EYE CINEMA」でお馴染みの三宅唱監督(最新作『旅と日々』が公開中、こちらもぜひ劇場で!)は、その昔、渋谷にあったミニシアター『シネセゾン渋谷』でアルバイトをしていた。その当時、2000年代中期にミニシアターでかかっていた映画の記憶を、監督とともにプレイバック。

2014年に閉館した吉祥寺『バウスシアター』の話題も。

ABC OF 21ST CENTURY MOVIES 僕らが観てきた映画のABC。

今年もやります、映画のABC! 今世紀の映画史を語る上で欠かせない絵話題から、あまり重要でないトピックまで。僕らが大好きな作品の数々を余さずご紹介!

ABCの「A」はA24!

あの手この手で21世紀を振り返ります。

壁に貼って待ちたい2025→2026の新作映画。

東京中の映画館から、気になるチラシを集めてみた。アリ・アスター監督の新作に、『アバター』の続編、話題の映像制作集団「オムネス・フィルムズ」作品と、待ちきれない作品がいっぱいだ。次の四半世紀はどんな映画に出会えるだろう?

『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンの最新出演作も!

インフォメーション

特集「僕たちの好きな21世紀の映画 グレイテスト・ヒッツ。」

POPEYE 2025年12月号「僕たちの好きな21世紀の映画 グレイテスト・ヒッツ。」

2001年以降に公開された映画に絞ってお届けする、ポパイの映画特集。ウェス・アンダーソン監督や、三池崇史監督、『国宝』の李相日監督といったビッグネームをはじめ、ポパイが信頼する映画好きたちが、今世紀の映画をたっぷり語ります。『オデュッセイア』の公開が来年に控えるクリストファー・ノーラン監督の魅力に迫る特集ページも。表紙はマイク・ミルズ監督による『カモン・カモン』。まだ観てない方はこちらもぜひ!