ライフスタイル

POPEYE Web編集部の日常ブログ。

2024年 9月

2024年9月6日

POPEYE Web編集部の、ゆったりブログ。
– スタッフが見たもの、食べたもの、買ったもの etc をたまに更新します。 –

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盆栽日記。

 イワシデの盆栽がすくすく育っています。以前、連載「東京五十音散策」にて取材をした『品品』さんで購入したものです。人と同じで甘やかしすぎは良くないらしく、水をあげすぎたり、日に当てすぎたりすると萎れてしまい、その塩梅がなかなか難しいです。可愛くてついつい構ってしまうのですが、ほっとくのも大事なんですね。ペットを飼ったこともなかった私にとっては、同居する“小さな命”のことを考える経験がはじめてで、少しだけ心が豊かになったような気がしています。

夏を迎え、青々としてきたイワシデを見るとなかなか癒されます。まだ育て方の正解がわからないので、本やネットで調べつつ成長を待っています。

 実際に取材に出るようになってそんなに経ちませんが、取材がなかったら知らなかったことや味わえなかった経験がたくさんあります。出不精な自分にとって、仕事を通して色んな人のお話を伺えることは学びだらけで本当に楽しいです。そんな貴重な経験を独り占めせずに、なるべく記事で伝えられるようにしたいです。それから、夏休みの絵日記の宿題のようなこの文章もどうにか直していきたいです……!

2024年9月
内田(POPEYE Webライター)


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ファッションの秋。

 映画『プラダを着た悪魔』で、メリル・ストリープ演じるNYのモード誌の編集長ミランダが、「春に花柄? なんて斬新なアイデアなの。」と言っていたのを見たときから花柄は春のものではなくなっていたのですが、最近の豪雨と晴れを繰り返す天気の中で、先日友人が雲から眩しい光が射す神々しい時間帯にシャツをさっと脱いでビビッドイエローのTシャツになり、その貫くような眩しさから、それまでのファッションのシーズンテーマに対する考えが少し違ったものに改まりました。今秋のテーマカラーも緑味のベージュです。

2024年9月
中村(POPEYE Webライター)


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Club Luminaries

 9月7日(土)と8日(日)に、タイ・バンコクのクラブルミナリーズというお店でDJしています。お近くの方は、ぜひ遊びにきてください。

ในวันเสาร์ที่ 7 กันยายน และวันอาทิตย์ที่ 8 กันยายน ฉันจะเป็นดีเจที่ Club Luminaries
ในกรุงเทพฯ ประเทศไทย หากคุณอยู่ในพื้นที่กรุณามาเยี่ยมชมเรา

2024年9月
トロ松(編集者/ライター)


Back to 2013

 会社の近くに、広さ、混み具合、メニュー構成、店員さんの人あたり、すべてがちょうど良い名喫茶がある。ぬるめの温泉に入っているような心地よさがあって、過ごしているときは感覚がほとんどオフになってしまう。だから、しばらく目の前にある「書」も相田みつをだろうな、くらいの認識だった。が、全然違った。それは、2013年の流行語大賞「倍返し」「じぇじぇじぇ」「今でしょ」「お・も・て・な・し」の4単語だった。

 店の方は愛想が良い物静かな人なので、この「書」が冗談なのか、本当に好きな言葉なのかまったく想像ができない。真相は謎。でも、コーヒーを飲みながら林修先生や滝川クリステルは今何をしているんだろう、とか、普段考えないようなことを考えている自分がいて、気が付くと心も体もリラックスしている。もしかしたら、そこまで計算して置いているのかもしれない……と思わせてくれたりもするので、ここ数年で店に飾られているアート(?)の中ではトップレベルで好きです。

2024年8月
宮本(POPEYE Webエディトリアルディレクター)


Welcome, scraps of coverlet

 今夏、布のハギレが持つ包容力にビビっています。というのも、例えばコースターにしたり、壁面に飾ったり、穴が空いた洋服にあてたり。なんなら、大量に集めてオリジナルの敷物を作ってみてもよくって。好きな人からすると当たり前かもしれませんが、思いつき次第でどうにでもなる、おおらかすぎる一面にやっと気づいたのであります。

 そんなビギナーの自分へ、超幸運にも、下馬にある『kaya select』の店主・下川さんに譲っていただいたのが写真の2枚。アメリカで1800~1900年代初頭に織られていたCoverlet(カバレット)と呼ばれるジャンルのものなのですが、中でもマニアックなやつらしく。模様の強弱といい、色味といいうっとりしちゃいます。さらには、なんだか勝手に「この世界へようこそ」と言わんばかりの下川さんのメッセージを感じ取り、今年は布に囲まれた日々を過ごしたいと思いました。

2024年8月
宇都(POPEYE Webライター)


どんでんがえし

『POPEYE』本誌9月号「セカンドハンド特集」に併せた鼎談でも話したのだけど、インターネットが発達してマーケティングが精緻になる以前、しかも日本の強い経済力を背景に物質文化が花開いた1980年代には、現代ではまずあり得ないエクスペリメンタルなアイテムが次々と商品化されていた。商売度外視、ほとんど思いつきのみのアイデア商品みたいなブツが、実際に市場にガンガン放流されていたのである。

 中でもやはりその急先鋒は〈ソニー〉であろう。現代に至るまで世界中で当たり前に行われる「屋外で歩きながら音楽を聴く」というコンセプトを具現化した「ウォークマン」はもちろん、レコード盤の上をミニチュアのワゴン車が走りながら音を再生する「自走式レコードプレーヤー」を初めて開発するなど、当時のソニーは遊びゴコロ溢れる商品を生み出す超先進的&クリエイティブな企業だった。

 そんな中でも、僕が最も大好きなのが1984年発表の「どんでんがえし(KV-14DR3)」なる名のテレビ。このテレビはその名のとおり、何と「ワンタッチで映像の左右が逆転する」という機能があるのだ。手元にある当時のソニーの商品カタログ(表紙がPJ!)によると、「世界初の、リモコンで画面の左右を反転させる機能を装備。鏡に映すと正常に見えるユニークなテレビ」とのこと。ユニーク過ぎ! 誰が買うねんと思いきや、何と当時、数千台売れたというから驚きである。

 このテレビの「左右反転機能」は一体、主にどんなときに使われたのか。これにはちょっとした答えがあるのだけど、ここでは内緒にしておこう。わかった人は、POPEYE Web編集部までメールください! 何もあげないけど。

2024年8月
井出(POPEYE Webシニアエディター)


FIRST HAND.

 一方その頃私の姪は、ファーストハンドを極めていました。

2024年8月
国分(POPEYE Webクリエイティブディレクター)


残るは1店舗の元チェーン店へ。

 1973年から続くハンバーガーチェーン「サンテオレ」を知っている人はどのくらいいるだろう。一時は100店舗以上あったみたいだし、近所にあった方もいるかもしれない。私は今年の冬に日本大通りの駅構内で見つけたばかりで、それ以来気になっていた。

 5月にふと行こうと思って調べてみたら、まさかの日本大通り店は3月末で閉店。残るは千葉県・東金市の1店舗のみとなった。この機会を逃したら一生行けないかも、と思い2時間以上電車に揺られて『サンテオレ東金店』へ。

 東金駅から徒歩5分の商業施設『サンピア』のフードコート内に目的地はあった。ハンバーガーだけでなく、ホットドッグ、ラーメン、そば、カレー、クレープ、アイスクリームと多岐にわたるラインナップで、これを1,2人の店員さんで回しているのはすごい。人気らしいコロッケバーガーを頼むと「お時間がかかりますがよろしいですか?」と。注文後に作り始めるスタイルがいわゆるファストフードっぽくなくて嬉しい。

『サンピア』の中には初めて出合う雰囲気のいいドーナツ店もあってゆっくりお茶でもしたかったが、1時間に1本しかこない路線に乗らなくてはならなかったので1時間ほどで退散。思いがけない小旅行はいつもと違う景色が見られて楽しかった。遠出してショッピングモールにわざわざ行くのもありかもしれない。

2024年8月
町田(POPEYE Webライター)


TOWN WALK IN SUNNYVALE

 出張でシリコンバレーのサニーベールという街に宿泊中。

 知らない土地に泊まるときはインターネットやタウンガイドで調べる前に歩き回って土地勘を養うようにしている。街の空気を自分なりに捉えられてホッとするし、この行為を繰り返していると、初めての土地でも名店を見つけるのがうまくなってくる(ような気がする)。

 けれど、今回は1時間弱歩いてもまったくなにも感じとることができなかった。ホテルのまわりは道、道、道。コンビニやカフェが一軒も見つからない。気配すらない。

どれだけ歩いても道。

 お手上げ状態でホテルに戻り、街について調べてみると、ヤフー!や航空機・宇宙船の開発製造会社のロッキード・マーティンが本社を置く街らしい。知ったうえで街を歩くと確かに見えてくるシリコンバレー的なロゴ。

Google職員が乗り捨てできる自転車がアチコチに。

 ついでにホテルから車寄せを見下ろすと、あのテスラのサイバートラックが普通に走っていた。

 コレはコレで異世界に迷い込んだようで楽しい。でも、やっぱりサニーベールは散歩には向かない。

2024年6月
宮本(POPEYE Webエディトリアルディレクター)


思い出の味。

 長いこと神奈川・横浜に住んでいたので、例に漏れず行きつけの店というのがありました。

 以前POPEYE Webでも取材したギャラリー『Goozen』の近く、弘明寺にある中華料理『揚州人家』です。五目あんかけ焼きそば、炒飯、回鍋肉、牛肉とにんにくの目の炒めものなど、オーソドックスなメニュー展開ながら、味は濃すぎず(むしろ町中華には珍しく繊細で)、量は少し多め、どれをとっても個人的ベストオブベスト。学生時代の思い出は『揚州人家』と共にあったと言っても過言ではありません。東京に引っ越した後でもこの店の味が忘れられず、どんな中華を食べてもしっくりきません。

 横浜へ行く用事があり弘明寺まで足を伸ばして訪れたときは、お店にいるみんなが自分のことを覚えてくれていて、わざわざ店外まで見送ってくれました。

 そろそろあの味をまた食べたいなと営業時間を調べていたら、今年の2月で閉店していたことが分かりました。なんでも、シェフが本国に帰ってしまったとか。仕方がないけれど、ショック。帰る場所を失ったみたいで寂しいです。

「さよならだけが人生だ/人生足別離」と唐代の詩人・于武陵の詩『勧酒』の一文を訳した井伏鱒二の言葉がふと頭をよぎりました。食事ひとつとっても、親の作った料理の味、子どものころに出会った味、よく通ったお店の味。色んな思い出の味があるけれど、人生は別れの連続。本当に「思い出」だけになってしまうことが、大人になるってことなのかな。うーん。

 劇作家で詩人でもある寺山修司は「さよならだけが人生だ」というフレーズにかなり感化されていたようで、この言葉をテーマにした詩も執筆しています。ただ、寺山の場合は先の詩に続けて「さよならだけが人生ならば、また来る春はなんだろう」と書いていますが。

 そう、きっとまた素晴らしい味に出会えるはず……! 『揚州人家』さん、もし中国でお店を始めたのならPOPEYE Web宛にメールをください。食べに行きます。季節は梅雨真っ只中ですが、春よ来い!

2024年6月
内田(POPEYE Webライター)


自己紹介と、クリームパン。 

 はじめまして。今年からPOPEYE Webで働いている中村です。自己紹介をするならば、私は甘いものが結構好きな方だと思います。さらに言えば、酸味が強めなアメリカーノにぴったりのスイーツが好きです。そろそろアイスのアメリカーノが体に染み渡るいい季節がやってきますね。いつか、見ているだけでよだれが出てしまうような楽しい甘味の連載ができたらな、と思います。

 最近はカスタードのクリームパンをよく食べているので、ここで少し紹介してみようかなと。

 一つ目は京王多摩川駅をリサーチ中に見つけた『フランダース』というお店で見つけたこちらのクリームパン。ケーキも販売しているこちらのパン屋さんのクリームパンは、丸っこくドーナツのような見た目で、中には溢れんばかりの滑らかなカスタードクリームがたっぷりと。甘すぎず、トロッとしたクリームをこぼさないように。私は我慢できず、道端でパクついてしまいましたが、近くには多摩川沿いの公園もあるので、そこでゆっくりいただくのが良さそう。

 二つ目は、長野県の開田高原を訪れたら必ず行くようにしている『タビタのパン』のクリームパン。このクリームパンらしいフォルムがとても可愛らしいですよね。少し硬めのパンに甘さ控えめのクリームが上品に入っていて、素朴な甘味が心地よいパンです。オーナーの女性の方は以前は東京のパン屋さんで働いていたそうで、聞いてみると、富ヶ谷にある『ルヴァン』出身だとか。ずっと行きたいと思いつつもまだ足を運べていなかったので、そちらにも行かなければ……!

『フランダース』のクリームパンは、ずっしりと重たい。

『タビタのパン』のクリームパン。この形は、一説によると発酵中に空気が入らないよう、空気を抜くための穴なんだとか。

2024年6月
中村(POPEYE Webライター)


夜型人間はどう生きるか?

 ライターという職業柄なのか、元からだらしないのが加速しているのか、昼夜逆転っぷりがひどい。時間がずれにずれて、この間は朝の4時に目が覚めました。これはついに体内時計を元通りにするチャンスだと思い、二度寝はせずに朝からバードウォッチングに出かけてみました。

 双眼鏡を片手に、以前記事のために訪れた「水元公園」へ。タカやカモ、アカゲラ(これは近くにいた人が教えてくれた)を発見。しかし途中で雨がひどくなり、切り上げることに。ブログで紹介するための写真を撮れずじまいで、それに、鳥の名前を知らな過ぎて、まだまだバードウォッチャーの道は遠いです。

 その日は慣れないことをしたせいか、変な時間から寝てしまい、深夜2時に目が覚めました。そこからは妙に頭がスッキリしてしまい、体内時計の調整にも失敗しました。大人としても半人前みたいです。

 気晴らしに深夜の隅田川を散歩していると、鳥の鳴き声が!

 青鷺です。映画『君たちはどう生きるか』を観ていたので、名前もわかります! 人に慣れているのか、こんな至近距離での撮影を許してくれました。諦めるとチャンスがやってくるものですね。あんまり、一人前だの半人前だのと自分に課さないで生きていこうと思いました。

2024年4月
内田(POPEYE Webライター)


懐の都合で、まずはヴェノーヴァから。

 今月に入りフュージョンのCD5枚と、管楽器ヴェノーヴァを買いました。というのもわたくし、このたび田園調布にございますサックスのマンツーマン教室に通い始めたのであります。先生の久住祐太(くずみ・ゆうた)さんはなんと渡米時代に、ホイットニー・ヒューストンの名曲「オールウェイズ・ラヴ・ユー」のサックス奏者として知られるカーク・ウェイラムと親交があったお方。そのうえ小生の好きな音楽もすごく理解してくださるのでとても心強く感じております。完全未経験者ですが、きっと数回通えば憧れのTスクエア・伊東たけしさんみたいな渋い奏者になっていることでしょう。

 で、実はさっそく4月19日にわたくしのリサイタルが、もとい、先生のリサイタルが自由が丘のジャズバー「ハイフン」であるそうです。ファミコン・ミュージックをジャズで演奏するらしいです。もしかしたらステージに呼ばれるかもなので行ってみようと思います。

2024年4月
トロ松(編集者/ライター)


FUKUROKU SPORTS

 東京五十音散策「く」の駅はどこにしようかと絶賛考え中です。せっかくの機会なので、ずっと気になっていた蔵前の『福禄スポーツ』へ。

 惹かれていた理由は、この看板。1968年の創業当時からのもので、実際のバスケットゴールと同じ大きさの特注だそう。なかなか見ないデザインでかっこいい。

 スポーツ用品店で、学校用品(通学帽や体操着など)も多く扱っており、若干怪しまれつつ体操着を物色していたのですが、ポロシャツのデザインがかわいくて。こんな体操着もあるのだとびっくり。どこの小学校か確認し忘れたので、帰って適当に調べていたら良さげな袋も発見。

ある小学校のスポーツ袋。

 少しでも気になったお店は覗いてみると新しい発見があっておもしろい。さて、「く」はどこがいいかなぁ。

2024年4月
町田(POPEYE Webライター)