ライフスタイル

特集「車はともだち。」

NO.926

2024年5月8日

The Car Is On My Side.

 ふいに夜明けの海が見たくなって、深夜の高速をひた走る。早朝の地平線から昇る太陽をぼんやり眺め、家路を急ぐ。そんなロマンチックな話ばかりではないけれど、 一日中あちこち回ってショッピングをするときも、知り合いの引っ越しの手伝いで荷物を運ぶときも、車は嫌な顔ひとつせずに、いつでも付き合ってくれる。 もちろん、急に機嫌を損ねないよう、日々のケアは大切だ。

 近場も、遠出も、ハンドルを握るたびに思い出は増えていく。生活環境や趣味嗜好が変われば、新しい愛車を迎えることもある。年月を経て、一度は手放してしまった車種と巡り合えたら、それはきっと懐かしくも、気恥ずかしくも、誇らしいだろう。 僕らにとって、車はかけがえのない“ともだち”。 そんな気持ちでつくった、車と、車にまつわるカルチャーの特集。 車を持っているならば、まずは愛車と目と目を合わせてみよう。 これから持つ人は、ともだちとの日々に思いを馳せるきっかけに。

僕の愛車(ともだち)を紹介します。

 58人のマイカーに車に触れて実感したこと。 愛情を注がれた車は、持ち主と佇まいが似てくる! 趣味やセンスが行き渡った車は、なんとも幸せそうないい顔をしてる!

朝も夜も、晴れでも雨でも、さあドライブへ GO!

 近場をぐるぐる巡るのはもちろん、テーマを立てての遠出も、 多少無茶なスケジュール設定の旅だって、車と一緒ならば、いつでもいい気分。 1人で、仲間と一緒に、そしてカップルで、自由なドライブを満喫しよう。

カーライフを始める前に、知っておきたいお金の話。

 車が欲しい! でも、金銭面がネックになってなかなか踏み出せない。乗り出し価格に含まれるものは? 車の重さや年数によって税金が変わる? 駐車場は屋根付きがいい? お金にまつわる疑問と不安にズバッと回答。

最近いい話ばかりじゃないけど、やっぱり気になるEVの現実と未来。

 東京都檜原村の移動式充電スタンドを訪ね、実感としてのガソリン車と EVの違いを聞き、 EV先進国ドイツのカーシェア事情を教わり、EVの歴史についてレクチャーを受け、最後にテスラのサイバートラックの運転席に座ってみる。5つのフィールドワークを重ねて、電気自動車の現実と未来に思いを巡らせる。

Boseさんとセク山さんの、ナナメ上行く車のマナー。

シティボーイは良きドライバーであり、良きパッセンジャーであれ! POPEYE がマナー向上委員として招聘したのは、車好きの先輩、スチャダラパーのBoseさんと 「助手席のプロ」を自認するDJのセク山さん。まずは高校野球の応援歌コンピを用意すべし!?

「乗る」の先にある、豊潤なカーカルチャーの世界。

 車体を大胆に使った好奇心に満ちたアート、躍動するスポーツカーを追う映像チーム、伝説の評論家の意志を受け継ぐ自動車部、名車と迷車のワン・ツー・スリー……。車に興味津々でも、そうでなくても、「へー」や「ほー」を連呼しちゃうコラム集。

クールな車が次々とやってくる、駐車場を定点観測してみた!

 若い世代のカーコミュニティを牽引する「tokyo basic car club」の代表、南部翔也さんが今年3月にオープンしたカフェレストラン『SIT ON TOKYO supported by U-POHS』にはほぼ365日、さまざまな名車が集うと聞きつけ、駐車場前で張り込みを敢行!

インフォメーション

特集「車はともだち。」

POPEYE2024年6月号「車はともだち。」

松任谷正隆さん、中津川吾郎さん、尾花大輔さん、東儀秀樹さんの「忘れられない車の話」、 地元をドライブしながら「今日は一日、いい車探し」、黒沢清さんにインタビュー「車マニアの監督が唸ったカー・ムービー」ほか、「時代を拓いたカーデザイン」「いつかは! 夢のガレージ」「若きシティボーイの車白書」などの企画も盛り込んだ、車と、車をめぐるカルチャー特集。