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新しい〈L.L.Bean〉とアーバンアウトドアライフ。
L.L.Bean Japan Edition
2023年4月7日
photo: Mai Kise
styling: Kazuro Sanbon
text: Shintaro Kawabe
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/04/DMA-04-188093.png)
マットな風合いが特徴のナイロンブロードを使用したこちらは、’90年代に生産していたフライフィッシングシャツがデザインベース。サイズを大きくし、撥水加工を施しているから、シティウェアとしてばっちり。¥14,300
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/04/DMA-04-188100.png)
〈L.L.Bean〉のシンボルといえば、創業75周年の1987年に作られたカタディンロゴ。メイン州の山脈をモチーフにしたそのロゴをバックプリントしたのがこちらのTシャツ。吸水速乾性のある素材を用いているのもありがたい。¥5,940
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/04/DMA-04-188096.png)
ブランド定番のバックパック「Book Pack」のデザインを、遊び心で胸ポケットに落とし込んだTシャツ。チャックが2つも付いているし、カットソーにちょっとした収納があるのって嬉しい。こちらも吸水速乾性素材を使用。¥8,140
みんなのクローゼットにも、一着くらいはあるよね? 〈L.L.Bean〉の服。ご存じのとおり、アウトドアをルーツに持つアメリカを象徴するブランドのひとつだ。111年以上の歴史を持ちながら、この3月には「L.L.Bean Japan Edition」というニューラインがデビュー。過去のアーカイブに敬意を表しながらも、都市で暮らす僕らにも着やすいアイテムが揃う。野暮ったく見えたら負けのフィッシングベストも着丈が長めで着やすいし、発色の良いリップストップナイロンを採用したアノラックもモダンなサイジング。そして、’80年代のカタログをプリントした、USヴィンテージ好きが無視できないTシャツまである。どれを買うか迷うので、街のビーン好きたちの意見も参考にしてみよう。
「いつの時代もヘビーデューティです」
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/04/01.png)
島田裕生さん 31歳
『BARBER BOYS』理容師
ファッションやカルチャーを探求する理容師。アメリカの毛細血管と呼ばれる路線バスの通称“グレイハウンド”で全米を旅したことも。サッカーも愛好しており、ユヴェントスFCのファン。
Federico Shimada 1歳
アメリカン・コッカースパニエル。ハンティングドッグのルーツを持つ気高い犬種。名前はイタリア代表のフェデリコ・キエーザに由来。フレッドと呼ぶ。
島田さんの朝晩の日課は、愛犬のフレッドとの散歩。そのとき、必ず身につけているのが、〈L.L.Bean〉。「彼と公園に行くときの僕なりのTPOは、リラックス、タフ、そしてセントラルパークにいるようなニューヨーカーの着こなし(笑)。それをすべて備えるのは、このブランドしかありません。トートバッグやビーンブーツだけでなく、ダッフルバッグやフリースも、年代によって生産国は異なりますがいつの時代も質実剛健。この新しいラインもヘビーデューティでありながら、デザインやシルエットがアップデートされているのが魅力的です」
French Terry Pullover
’90年代のスポーツウェアで見られる、ネックのリブの中央が重なり合ったデザインを採用したスウェット。ふっくらとしたフレンチテリーによって着心地が良く製品洗いを施しているので見た目は着慣れた古着のよう。¥8,690
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/04/DMA-01-188122-1.jpg)
1980 Catalog Tee
「往年のカタログの表紙を背中にプリントしたデザインですね」と早速反応してくれた島田さん。1980年の春夏シーズンのものだ。素材は、柔らかく着心地の良いアメリカ製のコットンジャージを使用。¥6,490
「シルエットにこだわる僕にとって、ボックス型なのが嬉しいです」
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/04/DMA-03-187930-1600x2398.png)
高橋元さん 24歳
過去の音源や歌詞から抜粋してビートを制作する、若きサウンドクリエイター。東京や千葉を拠点に活動する6人組のヒップホップクルー「interplay」のメンバーでもある。
服好きの同居人である、スタイリストのアシスタントの友達とシェアすることが多いという高橋さん。だけど好きな服のテイストは明確。「以前はビッグサイズ一辺倒でしたが、最近は着丈が短いボックスシルエットの服によく袖を通しています。丈が長いと野暮ったく見えるような気がしちゃって。この〈L.L.Bean〉のブルゾンやTシャツは、程よい丈感ですし、身幅もゆったり。フィッシングベストは、本格的なものよりも少し着丈が長いので、街でも着られそうなシルエットです。機能的で形がいいなんて、最高です」
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/04/DMA-03-187974-2.jpg)
Fly Fishing Vest
’90年代に生産していたフライフィッシングベストを街で着られるように、着丈をやや長めに。生地は高密度なリップストップナイロンを使用しているので、ブルーの発色もいいからおじさん感はゼロ。¥19,800
![Windy Ridge Jacket](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/04/DMA-03-188064.png)
Windy Ridge Jacket
モチーフとなった’90年代の「Windy Ridge Jacket」から、素材をナイロンタフタに変更し、着丈をより短くした。マットな生地を使っているので、はき慣れた古着のデニムと合わせてもすんなりと馴染む。¥25,300
街着っぽいデザインが随所にあるのが良い」
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/04/DMA-02-188145.png)
長塚優河さん 24歳
『DAMAGEDONE SHIMOKITAZAWA』の看板スタッフから、今年3月に同店の店長に就任。休日は自然を求めて山や川へ彼女と出掛ける。将来は古着屋さんを開くのが夢。
「昔のビーンのカタログに出てくるような、渋い色合わせがかっこいいダッドスタイルに憧れていて」と話すのは、いつもアメリカのセンスのいいおじいさんみたいな格好で洋服屋に立つ長塚さん。「自然の中はもちろん、街で着ていても溶け込めるのがこのブランドの好きなところ。この新しいラインは、ショート丈にもできるドローコード付きのボーダーTシャツのように今っぽいシルエットになっています。デザインにアウトドアっぽさがありながらも、シティウェアとしてより最適な生地やサイジングが施されているのが嬉しいかぎりです」
Logo Embroidered Tee
’90年代のスポーツウェアで見かける半袖スウェットをふっくらとした風合いのコットンジャージ素材で作ったTシャツ。インナーにシャツをレイヤードして着られるほど、サイズ感はゆったり。¥7,040
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/04/DMA-02-187795-1.jpg)
Spindle Tee, Long-Sleeve / Short-Sleeve
「配色、ボーダーのラインの細さ、ピッチの幅、すべてが理想的です」と長塚さんお気に入りのロンT(¥9,240)とTシャツ(¥7,040)。裾のドローコードをギュッと絞れば、丸いシルエットが出来上がる。
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2023/04/DMA-02-187757.png)
Lightweight Nylon Anorak
1984年にリリースされたモデルをベースに、軽量かつ発色のいい細番手のリップストップナイロンを採用し、シルエットをゆったりさせた。野暮ったくなりがちなアノラックを品よく着られる。¥17,600
インフォメーション
L.L.Bean
エル・エル・ビーン ジャパン エディション エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター☎0422·79·9131
Official Website
https://www.llbean.co.jp/
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