TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
LIFESTYLE

【#2】ベルボ、フリンジ、サイケ柄、ブーツ。

2022.05.18(Wed)

東儀典親

 今回は僕のファッションについてお話ししたいと思います。前回の投稿でも述べたように、僕は60,70年代ロックが非常に好きなのですがそれと同様に当時のムーブメントやファッションにもとても関心があるのです。当時のファッションといえば、例えばベルボトム。昔はパンタロンと呼ばれていました(実はパンタロンというのはスペイン語でズボンのことなのですが)。そしてフリンジのシャツ、サイケ模様のブラウス,ロンドンブーツなどが挙がります。いわゆる「ヒッピースタイル」ですね。僕もそれらを普段から好きで身につけていて、日常生活,ステージ衣装に関係なく愛用しています。なのでよくTVなどに映る時に着ている服は特にTVだからといって晴れ着を出している訳ではなくて、本当に普段着のままの感覚なのですよ。

 そこで、やはりそんな服装の話には昔っぽいロックが似合うだろうと、今回も動画を用意してみました。僕のバンドGRASSHOPPPERの演奏によるオリジナル曲 『Red Label Blues』 です。是非ご視聴ください。

 ちなみにこれは、僕たちの大好きな”ある飲み物”への思いを歌っているのです。分かりますか?

 さて、先程当時のムーブメントにも興味があると書きましたが,あの時代ですとWood Stockフェスティバルにも象徴されるようにヒッピーたちの間で「愛と平和」が強く掲げられている時代でした(その世界観は僕の大好きなミュージカル映画「HARE」などからも感じ取っていただけると思います)。

 その”動き”がファッションの面にも大いに影響していて、例えばベルボトムは裾がラッパのように広がったジーンズですがその由来は平和を求める者たちが、裾をブーツに入れている軍服の”反対”を表現したもので、平和の象徴であるというのです。そのような背景も踏まえてファッションを楽しむということは、ヒッピーの平和を愛する魂を受け継ぐような感覚もあり、また独特なサイケなデザインはとてもユニークで大切にしたい文化だと思っています。今、流行は韓国系などでヒッピースタイルに目を向ける人はなかなかいないようですが、ジミヘン、ジャニス、そんな人たちの背負った世界観を面白がっている自分がいて、その流れでファッションも楽しんでいるということに自分なりにこだわっているのです。周りに流されることなく、ファッションにしても音楽に関しても、それぞれ自分の好きなもの、憧れたものを好きに取り入れられることこそが、最も素敵な物事の楽しみ方だと思います。

プロフィール

東儀典親(ちっち)

とうぎ・のりちか|2006年、東京都生まれ。奈良時代から1300年にわたり雅楽を世襲してきた東儀家に生まれる。雅楽はもとより、幼少期から70年代ロックを愛し、作曲を手掛ける音楽家でもある。同世代でバンド『GRASSHOPPPER』を結成し活動。愛称は「ちっち」。

Instagram
https://www.instagram.com/norichika_togi/
https://www.instagram.com/grasshoppper_band/

SHARE:

ピックアップ