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【#1】Bergen Art Book Fair(ノルウェー)体験レポ

2022年5月9日

photo & text: Shinsuke Kanno
edit: Yukako Kazuno

こんにちは! Hand Saw Pressの菅野です。東京の西小山という町でリソグラフ印刷とD.I.Y.のスタジオをやってます。4/1〜3にノルウェーのベルゲンで開催された「Bergen Art Book Fair」に参加してきました。4回に渡ってリポートします!

ご近所仲間でシェア工房を作ろうと、Hand Saw Pressを始めてはや4年。リソグラフや自分たちのD.I.Y.スキルを使っていろいろなことをやっている。メンバーはみんな本業を持っているので、スタジオ運営は遊びと仕事の中間みたいな感じだ。リソグラフは学校で先生が配るプリントなどを印刷するために開発された機械だけど、海外ではアーティストやデザイナーが作品を作るために使うことが多い。シルクスクリーンと同じ技法で本が作れるからだ。リソスタジオはヨコの繋がりが強く、旅行先で地元のリソスタジオを探して遊びに行き、友達になったり、作品を交換したりする。なんか、バンドっぽくていいカルチャーだなと思う。HSPにも海外のリソグラファーが遊びに来てくれることがけっこうあって、Bergen Art Book Fairを主催しているAnkiさんもその一人だ。Ankiさんはベルゲンで「Pamflett」というスタジオをやっている(めっちゃかわいい犬もいる!)。そんな出会いとHSPの活動に共感してくれたこともあり、今年のBABFに呼んでくれたのだ。BABF会期中、ぼくたちはブース出店するだけでなく、ワークショップやトークイベント、日曜大工的なことをすることになった。あー楽しみ! 英語もロクに喋れないけど、なんとかなる気がする。いざノルウェーに、出発!

長時間のフライトを経て、オスロに到着! むかーし来たことがあるけど、駅前の感じとか港の風景がちょっと思い出せる。Ankiさんに教えてもらったオスロのリソスタジオ「oonda」に行ってみる。Marieさんが快く迎えてくれた。Marieさんはグラフィックデザイナーの仕事をしながらスタジオの運営と、「JAM」というコレクティブもやってて、ZINEやアートブックが飾られている。ありがとう、BABFでまた会える。

夜、北欧といえば海の幸ということで、オイスターバーへ。超おしゃれで美味しい! …が、高いー! 物価高いとは聞いてたけど、ここまでとは。明日から節約しないと破産!

Ankiさんの弟のMartinさんと待ち合わせ、空港へ。彼は日本に留学していたことがあり、とても日本語がうまい。今回のHSPの大事な助っ人。おちゃめなナイスガイ。空港で帰国の際のPCR検査などを質問。40分のフライトでベルゲンに到着。宿でAnkiさんが迎えてくれた。チェックインの後、Ankiさんたちと食事。Bienというレストランで楽しい食事。移動日はあっという間に一日が終わる。翌日、日曜でPamflettは閉まっているので、ベルゲン中心部に行き、BABFのサテライト会場であるギャラリーEntréeへ。素敵な場所。BABFに連動してLGBTQやD.I.Y.、Fashionなど、いくつかのテーマの本を集め閲覧できるようにし、図書館的役割をしている。WSやトークイベントも開催されている。ノルウェーでは日曜日はお酒が買えないらしい。今日は休肝日。明日からはいよいよ木工作業だ!

プロフィール

Hand Saw Press

ハンド・ソウ・プレス|東京/西小山のリソグラフ&D.I.Y.スタジオ。空間デザインやイラスト、料理など、得意分野が異なるメンバーで運営。リソグラフ印刷やスモールプレス、日曜大工やワークショップなどをやってます。場所とツールを町にひらき、人、都市、世界とつながるものづくりを目指してます!

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