マレーシア出身の映画監督リム・カーワイは、大阪を拠点にしながら、世界を股にかけて映画を作る“シネマドリフター(映画流れ者)”だ。こちらは2024年に休業宣言した彼が、15年前に撮ったデビュー作のデジタルリマスター版。なのだが、戸惑うしかないほどの問題作だ。主人公のア・ジェは10年ぶりに故郷に帰還するが、なぜか家族もご近所さんも彼のことを覚えてない。しかし、実は覚えてないふりをしていただけだというレストランの店主が、この異常事態の鍵を握る男のところへ連れていくという。「なるほど、こっち系のミステリか」と観客が安堵したのも束の間、なぜかア・ジェは処刑されてしまった……のかと思いきや、タイトル画面を挟んだ次の場面では、 生きているア・ジェが例のレストランを訪れる。まるで条件の変わった別の世界線で、同じ時間を生き直すかのように。という禍々しい展開にもかかわらず、語り口は心地よさすら感じられるほど静か。なんなんだ、この映画は! 11月29日より全国順次公開。
13:00〜NHK BS『シネマ「シャイアン」』を見る。
メモ:数々の名作西部劇を監督してきた巨匠ジョン・フォードが合衆国政府の政策に翻弄される先住民・シャイアン族の悲劇を描く。1964年/アメリカ
Oneohtrix Point Never 来日ツアーをチェック。
1952年を舞台に、卓球世界一を目指す主人公が道なき道を跳ね回る……現在話題沸騰中の映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』。夢幻的に映画を彩るサントラも最高すぎると思っていたら、担当したのはO...
22:00〜NHK Eテレ『最後の講義』を見る。
メモ:人生最後の講義なら、何を語り残すか。各界の第一人者が語る珠玉のメッセージを放送する。今回は「料理愛好家 平野レミ」。こちらの記事も併せてどうぞ!
今村⽂「温かい家 -my red flowers-」に行く。
花や植物を主なモチーフに、半透明のグラシン紙に⽔彩やコラージュを施した作品や、エンコスティックと呼ばれる蜜蝋画の手法を使った作品を制作するアーティストの今村文さん。本展では、2015年に愛知県美術館...
展覧会「うたう仲條 おどる仲條 -文字と画と、資生堂と」に行く。
「松屋銀座」や「細見美術館」、「東京都現代美術館」のロゴデザインなど革新的なデザインを次々と生み出してきたグラフィックデザイナー・仲條正義。とりわけ、長年関わった資生堂での仕事は特筆すべきものだ。同社...