21個の母音と19個の子音からなる韓国の表音文字、ハングル。その代表的な書体「アン・サンス体」をデザインしたタイポグラフィー界の第一人者、アン・サンス氏による日本初個展が『銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM』にて開催中だ。
ハングルに宿る独特の造形性に魅せられ、デザイナーとしてだけでなく、作家としても活躍してきたアン・サンス氏。「文字」を常に構造や身振り、概念、そして感覚として捉え、書体デザインだけでなく、絵画や彫刻、インスタレーションやメディアアートなど、多様な媒体に落とし込んできた。本展ではハングルの子音の形態や韓国民画の図像的構成、解体的なタイポグラフィーを融合した《文字図》シリーズが展開される。中でも注目なのが、同じ「漢字」から派生したハングルと仮名を一枚の作品に取り入れた新作だ。ひらがなの最初の「あ」と、ハングルの基本子音の最後「ㅎ」(ヒウッ)を組み合わせ、解体的なタイポグラフィーを融合。「始まりと終わり」が表現されている。「ハングルは漢字の腹を切って生まれた子」、そして平仮名は「漢字からの順産(安産)で生まれた」と語る彼が捉えた、二つの「文字」の関係性に注目したい。
インフォメーション
アン・サンス 個展“Hollyeora(Be Spellbound)”
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(東京都中央区銀座6-10-1 SIX 6F)
会期:2025年7月26日(土)~8月18日(月)
時間:11:00~20:00 ※最終日のみ18:00閉場
料金:無料
Official Website
https://store.tsite.jp/ginza/event/art/48615-0944320717.html
13:00〜NHK BS『シネマ「シャイアン」』を見る。
メモ:数々の名作西部劇を監督してきた巨匠ジョン・フォードが合衆国政府の政策に翻弄される先住民・シャイアン族の悲劇を描く。1964年/アメリカ
Oneohtrix Point Never 来日ツアーをチェック。
1952年を舞台に、卓球世界一を目指す主人公が道なき道を跳ね回る……現在話題沸騰中の映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』。夢幻的に映画を彩るサントラも最高すぎると思っていたら、担当したのはO...
22:00〜NHK Eテレ『最後の講義』を見る。
メモ:人生最後の講義なら、何を語り残すか。各界の第一人者が語る珠玉のメッセージを放送する。今回は「料理愛好家 平野レミ」。こちらの記事も併せてどうぞ!
今村⽂「温かい家 -my red flowers-」に行く。
花や植物を主なモチーフに、半透明のグラシン紙に⽔彩やコラージュを施した作品や、エンコスティックと呼ばれる蜜蝋画の手法を使った作品を制作するアーティストの今村文さん。本展では、2015年に愛知県美術館...
展覧会「うたう仲條 おどる仲條 -文字と画と、資生堂と」に行く。
「松屋銀座」や「細見美術館」、「東京都現代美術館」のロゴデザインなど革新的なデザインを次々と生み出してきたグラフィックデザイナー・仲條正義。とりわけ、長年関わった資生堂での仕事は特筆すべきものだ。同社...