西陣織、京友禅、京小紋など、染織技術の本場・京都で開催される「きもののヒミツ 友禅のうまれるところ」。江戸時代から現代にいたるまでの「きもの」のデザインにスポットを当てた展覧会だ。直線裁ちによる平面的な構造と身体にまとったときに生まれる立体感を併せ持つ特有の美しさに注目し、明治から昭和初期にかけての友禅染裂約100点をはじめ、円山応挙ら日本画家による絵画、三代田畑喜八や森口華弘など人間国宝による友禅作品などを数多く紹介する。さらに、重要文化財に新たに登録された岸竹堂の《大津唐崎図》《梅図》も公開される。
展示構成は4章構成で、江戸時代の小袖や雛形本に始まり、明治期の図案と染織の関係、日本画家との協働、現代へと続く創作の歩みを辿る。展示替えも予定されており、会期前半と後半で異なる作品が楽しめるのも見どころだ。
インフォメーション
きもののヒミツ 友禅のうまれるところ
日時:7月19日(土)〜9月15日(月・祝)
休み:月曜日(ただし、7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)、9月15日(月・祝)は開館)、 7月22日(火)、8月12日(火)
時間:10:00~18:00 金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
入場料:一般:2,000円(1,800円)、大学生:1,300円(1,100円)、高校生:600円(400円)
※()内は前売と20名以上の団体料金
※中学生以下は無料
場所:京都国立近代美術館 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
Instagram
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Official Website
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