たまに見上げた夜空に満月が浮かんでいるとかなり嬉しいものだけど、そんな毎月の満月をテーマに、ZINEまで作っちゃったのが写真家のレレ・サヴェリだ。彼はDIYカルチャーの始まりとも⾔われる「8-Ball Community」の共同設⽴者でもあり、今⽇に繋がれているZINE カルチャー、アートコレクティブを語る上での最重要人物とも目される人。そんな作家が、⾃⾝の⽣活における⽉の影響を視覚的に記録することを目的に、その⽉に経験したこと、出会った⼈々や場所、周囲の⾵景などを記録したZINEプロジェクトが「Luna」だ。
このビジュアルアーカイブシリーズのインスタレーション「Luna 10 Years」が、代々⽊⼋幡の「Hi Bridge Books」にて開催中。店内では2014年10⽉から2024年10⽉までに制作された全124冊のZINE を⾃由に観覧できるほか、その全124冊のZINEを収録した『Luna 10 Years』(2025/Dash WoodBooks)も数量限定で、国内ではどこよりも先に発売! 日本での開催もここだけだからこそ、彼の思考に触れる貴重な機会となっている。お見逃しなく!
インフォメーション
Lele Saveri. < Luna 10 Years >
会場:Hi Bridge Books
会期:6⽉11⽇(⽔)〜 7⽉6⽇(⽇)
※住所⾮公開の場所なので、詳細はインスタグラムをチェック。
※アポイント制。インスタグラムのDMより連絡を。
Official Instagram
https://www.instagram.com/hi_bridge_books/

『スヌープ・ドッグとE-40のお料理教室』を読む。
『スヌープ・ドッグのお料理教室』の記憶も新しい御大が、ザ・クリックの創設メンバーであり、フィリピンの食などにまつわる会社「Lumpia」を経営するE-40を相方に従えた、ギャングスタレシピ集の第二弾。...

『7』を読む。
著者は昨今話題の思弁的実在論の地平を開拓したカンタン・メイヤスーらのもとで学び、『激しい生――近代の強迫観念』が翻訳されているフランスの哲学者とのこと。本書はそんな彼が書いた小説……というか、哲学書...

『アントカインド』を読む。
『マルコヴィッチの穴』『エターナル・サンシャイン』の脚本家として知られるチャーリー・カウフマンの小説家デビュー作。だが、ページ数は半端ないし要約は不可能。映画評論家のB・ローゼンバーガー・ローゼンバー...

『九月と七月の姉妹』を観る。
ヨルゴス・ランティモスのパートナーであり、役者としても活動するリアン・ラベドの長編監督デビュー作。原作は1990年生まれのイギリス人作家デイジー・ジョンソンの同名小説だ。描かれるのは、10ヶ月違いで...

『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』を観る。
今度のウェス映画の舞台は、1950 年代のフェニキアなるヨーロッパの大独立国だ。常に暗殺の危機に晒されている大富豪ザ・ザ・コルダの夢は、同国の全域にインフラを整備するプロジェクト「フェニキア計画」を...