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『新世紀ロマンティクス』の公開が楽しみ。

ジャ・ジャンクー(監)

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21世紀に突入して以後の中国の怒涛すぎる歩みが、ひと組の男女の数十年にわたる腐れ縁を通して綴られる。まだ2人が若かった頃、廃バスで繰り広げられるやりとりが忘れがたい。ドアから出て行こうとする女を男が引き戻すというアクションが、「ちょっと多くない?」って突っ込みたくなるほど繰り返されるのだから。しかし、それでもなお出て行く女の固い決意が、ラストの爽やかな疾走を準備していたのだと気づいた瞬間、涙が溢れた。テーマがテーマなので、Smile.dkの「バタフライ」(ダンスダンスレボリューションのやつね!)が流れるY2K映画の側面もあるよ。5月9日より公開。