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『音楽雑誌と政治の季節 戦後日本の言論とサブカルチャーの形成過程』 山崎隆広(著)

戦後、日本人はアメリカという「他者」といかに向き合ってきたのか。その馴染み深いテーマに、1969年創刊の音楽雑誌「ニューミュージック・マガジン」をはじめ、出版分野の分析で切り込むという視点が新鮮。同じ手法で韓国という「他者」について考えたら面白そうだと思いつつ、K-POP需要の中心がSNSだとしたらそれが40年後にアクセスできる資料として残っている可能性は限りなく低い。その意味で、フィジカルとして残る紙媒体は重要だなぁと、改めて。¥3,960/青弓社