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『恋するプリテンダー』 ウィル・グラック(監)

オーストラリアのリゾートウエディングを舞台に、最悪の出会いを果たした男女が再会し、ひょんなことから恋人を演じるハメに。要するに、王道のラブコメなんだが、さすがウィル・グラック監督、このジャンルを熟知してらっしゃる。とりわけ”水に濡れる”イメージを、手を替え品を替え反復しながら、クライマックスへと導く手際は、古典的ハリウッドのように無駄がなく気持ちがいい。あるあるシーンの配置や塩梅も含めて迷いがなく、「ジャンル映画とはこう作るべし」というお手本のような1作。5月10日より全国公開。