菅 木志雄「有でもなく無でもなく」@小山登美夫ギャラリー

海外のアートシーンでも再評価の波がきている「もの派」。60年代末~70年代の日本で起きた芸術運動であり、その主要メンバーである菅木志雄の展示が六本木の小山登美夫ギャラリーで開催。木や石など、世界を構成する素材そのものに着目してきた菅が、「もの」への認知の仕方、世界の見方を根底から揺さぶる。78歳になった現在の新たなる境地だ!
会場:小山登美夫ギャラリー六本木
会期:2022年6月11日(土)〜 7月9日 (土)
休館日:日曜・月曜・祝日
時間:11:00-19:00
入場:無料
『サム・ライミのすべて『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』への軌跡』を読む。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』への軌跡』
ele-king編集部(編)
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で、久々にマーベル回帰したサム・ライミの全貌に迫った1冊(『スパイダーマン』でマーベル映画を機動に乗せたのが彼だったことを忘れちゃいけない!)。彼が青年期の仲間とともに映画界に殴り込むまでの軌跡を辿ったコラムは、マジに青春映画みたいな内容で涙がこぼれた。¥1,980/Pヴァイン
『スパイダーヘッド』 ジョセフ・コシンスキー(監)を観る。

コロナによる延期に次ぐ延期を経て、ようやくただいま公開中の『トップガン マーベリック』は、今年のナンバー1必見作だ。その余韻に浸る間もなく、その監督であるジョセフ・コシンスキーの新作が、Netflixにドロップされる! しかも、とある薬の被験者になった2人の受刑者を描く本作は、日本でも『十二月の十日』が話題になった(訳したのは岸本佐知子さん!)、ジョージ・ソーンダーズの短編小説が原作。これはもう事件というしかない! 6月17日よりNetflixで独占配信。
世界の終わりと環境世界@GYRE GALLERY

草間彌生、荒川修作、アニッシュ・カプーア……etc。現代アート好きなら鼻血がでちゃうメンバー。これらアーティストたちの作品が「世界の終わりと環境世界」というクールなテーマの元に集結。ここで作品が共通して訴えているのは「人間中心主義」というエゴイスティックな認識への警鐘だ。そこから抜け出したときに、(ポジティブな意味で)「世界の終わり」がやってくるのだという。ならば共に終わりを迎えようではないか!
会場:GYRE GALLERY
会期:2022年5月13日(金)〜 7月3日(日)
休館日:不定期(館の休館日に準ずる)
時間:11:00 〜 20:00
入場:無料